34話 ページ35
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ーーー風ノ呼吸 捌ノ型 初烈風斬り
ーーー雷ノ呼吸 肆ノ型 遠雷
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賺さず不死川とAの攻撃が鬼、朱彩に降りかかる。
朱彩の手足は飛び、顔と身体は縦には半分に切れていた。
すぐに再生しようとするも、更に技が降りかかってくる。
風柱もAも逃す気はそうそう無い。
「久し振りですね師範。」
「！！！お、まえ、髪！どうしちまったんだァ！？」
「…第一声がそれですか。」
「…テメェが遅ェから迎えに来ちまった。
ちゃんと強くなってんじゃねェか。」
「ふふふ、有難うございます。
師範も更に男前になってますね。」
技を繰り出しながら少しも油断しない2人。
永らく会わずとも呼吸はしっかりと合い、相手を圧倒する。
「あの鬼、腹減ってんのか知らねェが、再生能力がそこまで高く無い。
つっても下弦なんかよりは格段に速いんだが。
さっさと斬り刻んで確実に首落とすぞ。」
「承知しました。
それよりも、止血をしておいてください。
時間は少しは稼げるでしょう。」
鬼と戦闘開始して5時間近く経過している不死川は全身傷だらけだ。
上弦にも匹敵するであろう鬼に対し、一人でそんなに応じられたのは柱の中でも上から数えた方が早い、彼の実力であろう。
勿論稀血を利用する為に切った傷もあるが、如何鬼が強い。
かなり鬼による傷跡が出来ていた。
「少しの間頼むぞォ。
無理だったらすぐ呼べ。
それと、自分の肉喰われたくなけりゃ彼奴の攻撃は腕の可動域の直線上には立つな。
血鬼術で空間ごと喰われる。」
朱彩の血鬼術は空間を抉り取る、若しくは別の場所に輸送する物だろう。
そう不死川は考えた。
「御忠告感謝致します。
接合に必要なものは揃っておいてあるはずですので85丈程度先の場所に向かってください。
無いとは思いますが呉々も血が足りないなんて事態起こさないでくださいね。」
「ははっ、お前が心配なんざァ百年早ェ。
さっさと戻ってくるから踏ん張ってろ。」
そう言って一瞬で姿を消した不死川。
今の出血量では止血しない限り長くは動けないとしっかりと理解していた。
鬼の頸を確実に落とす為には、自分が今しっかりと止血して再戦することが1番良いことも。
その為に、少しの間だけ継子に任せっきりになってしまうことも。
流石柱と言えよう。
彼は案外理性的なのである。
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秋田犬 - 本当にこの作品が大好きです。私は占ツクで最初に読んだのがこの作品でした。1年半ほど経ち偶然この作品を見かけて、本当に素敵な作品だと感じます。自分が引き込まれてしまう作品でした。大好きです！ (1月3日 0時) (
レス) @page48 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
北窓(プロフ) - かわあいさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると書いてよかったなと思います！ (2021年10月7日 22時) (レス) id: 51268113ac (このIDを非表示/違反報告)
かわあい - 面白かったです！！ありがとうございました、！何回か泣いてしまった… (2021年10月7日 19時) (レス) @page48 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
北窓(プロフ) - 有難うございます！応援していただき、心より感謝申し上げます！ (2020年7月26日 18時) (レス) id: 5a0c901b45 (このIDを非表示/違反報告)
sana - 遅くなりましたが、お疲れ様でした〜！ (2020年7月26日 13時) (レス) id: 09fc709cdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：北窓 | 作成日時：2020年4月22日 21時
