47話 ページ48
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倒れるAに手を伸ばすホークスと轟。
Aに2人の手が届く直前。
ーーータァァン。
高く飛び上がるA。
(ーーーあ、れは！)
同時に見えたのは片目と片耳がとんでいる記流と首から血飛沫をあげ、倒れ込むもう1人の敵。
「ショート！！！彼奴を、三ノ宮を氷付けにしろ！！
特に手足が動かない様に地面に貼り付けろ！！！」
そう言いながら、ホークスは自身の羽根でAを地面に貼り付ける。
言われた通りにする轟。
動かなくなった3人。
「これは…。」
捕縛しながらも呆然とする轟。
「誰一人として殺させないと約束したんだ。三ノ宮と。」
公安に任務を言い渡されて直ぐ。
ーーーねぇ、ホークス。お願いがあるのだけれど。
そう言って彼女は切り出した。
身の危機を察知すれば人を無意識下で殺してしまうかもしれない、と。
そうなったら止めてくれないか、と。
この任務は抹殺を言い渡されたけれど、これだけ大規模なテロを企てた犯人を殺したとなれば批判が相次ぐ。
殺さないに越したことはない。
「外も音が聞こえなくなったし終わったみたいだ。
警察が来るまで待機ね。」
ホークスがそう言った次の瞬間。
「えっ……」
「お？」
暗闇の中。
周りには下から上へと泡が登っていく。
「あ、轟とホークスもいるー！」
声が響いて来る方向を向けばA組の子達。
「相澤先生、平気ですか。」
何故か重傷であったはずの相澤もいつも通りの状態でいる。
「あぁ。ただ此処は個性で作られた空間だと思われるが、個性が使えない。
それに実体ではないから何かに触ることもできない。通り抜けるだけだ。」
そう言って轟に手を伸ばせば、轟を貫通する腕。
「お」
驚いて目をパチクリさせる轟。
「ケロ、あの泡の中に写っているのはAさんかしら。
少し幼いけれど面影があるわ。」
蛙吹が指差した下から登って来る泡を見ると確かに幼いAの様な少女が写っている。
葉隠が何気なく泡に触れた。
皆の身体が下に落ちる感覚と共に、視界が急に明るくなった。
「……何処だ、此処。」
.
森の中の郷。
遠くに藤の花が連なっている。
「お母さん。」
ふと、皆の横を走り抜ける小さな女子。
「あれ、三ノ宮さんか？」
「…これは、三ノ宮さんの記憶？」
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りんご - 面白いですね！更新頑張ってください！ (2020年4月22日 13時) (
レス) id: 4d3c7a1e9c (このIDを非表示/違反報告)
北窓(プロフ) - 桜さん» 教えて頂き有難うございます！頑張ります！ (2020年4月21日 23時) (レス) id: 5a0c901b45 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - コメントはログインとかしてなくてもできますよ。コメントした人の最後の方にあるレスってやつを押して、感想の所に文章を打ち込んで投稿を押したらできます。説明が分かりにくかったらすみません...更新頑張ってください！！！ (2020年4月21日 18時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
卵かけご飯4280 - 面白すぎます。もう神ですね。小説の至高の領域に入ってます。がんばってください (2020年4月21日 8時) (レス) id: 0b8a9b50ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - この作品めちゃめちゃ好きです！ハンターハンターっぽいとこもあってそこも個人的に好きです笑笑更新頑張ってください！！ (2020年4月18日 1時) (レス) id: 52068ce325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：北窓 | 作成日時：2020年4月1日 21時
