48話 ページ49
「よし、行きますか。」
1人そう呟きながら、教師寮の玄関を出て雄英高校の校舎へと向かう。
朝部屋に入ってみて、昨日から相澤が帰ってきた様子は無さそうだ。
スーツで出て行ったのは見たから、只のヒーロー活動では無さそうだ。
まぁ、大方予想はつく。
電話があったのも最近だ。
(ーーー遂に庇いきれなくなったか。
まぁ、お上を相手に2年も持った方だな。
有難い。)
そんな事を思いながら校舎へと入る。
相澤に資料を届けた後。
ーーーコンコンコン
「失礼します。
爆豪君いらっしゃる？」
顔を覗かせたAに教室中が静かになる。
「いるわクソがシネ！！！」
飛んで来た罵倒の言葉に苦笑しながらも手招きする。
2-Aの教室を出て行く爆豪を皆興味津々に目線で追い掛ける。
先程まで今朝のことを質問され続けた爆豪はかなり苛々していた。
「お疲れ様の様ね。
大方質問されていたのでしょう。
これ、お弁当。
朝食べていないでしょう？
お昼の分も作ったから、よかったら食べて。」
そう言って紙袋を渡す。
「…仕方ねぇから食ってやるわ。じゃあな。」
そう言って教室に戻る爆豪を見送って、Aは教室を後にした。
「バクゴー、Aさんから何貰ったのー？」
ニヤニヤしながら芦戸と峰田がが尋ねる。
それを無視しながらお弁当を開ける。
「え、爆豪お弁当貰ったん？三ノ宮さんから？
しかもめっちゃ美味しそうやね！！！」
やって来る麗日の声を聞きつけて皆も爆豪のお弁当を見に来る。
和食がぎっしりと詰まって美味しそうだ。
「お前ぇぇぇ！！彼女の手作り弁当かよぉぉぉぉ！！！
いいよな、イケメンは！！！！」
そう言いながら血の涙を流す峰田。
そんな峰田を爆破して食べ始める。
(ーーーうめぇ。)
ーーー昼休み。
校長室に呼ばれたAは根津とお茶をしながら相澤を待っていた。
「遅くなりました。」
そう言いながら相澤が入って来る。
「いや、大丈夫だよ。
それじゃあ早速本題に入ろうか。」
そう言って話し始める。
「要は公安部に私が行けば良いということですよね。」
「うん。今回は庇いきれなかったんだ。
頼めるかな。」
「承知致しました。
先方と連絡を取れますか。
今週末行くとお伝えください。」
「悪いね。有難う。」
「いえ、今迄庇ってもらっていたのは此方ですので。
此方こそ有難う御座いました。」
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ゆきな(プロフ) - はえ〜…好き (2020年3月19日 3時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 待って泣く泣くてかもう泣いちゃたー！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年3月15日 3時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 随分遅れましたが続編おめでとうございまーす！！！！！これからも更新頑張ってください、応援してます！ (2020年3月14日 9時) (レス) id: 9d8d7fe98a (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 帰れない！嘘、(゜゜;)とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年3月14日 0時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 最初から最後まで、読みました！とても面白かったです( ≧∀≦)ノ後ランキング5位おめでとうございます！(* ´ ▽ ` *)ﾉ (2020年3月13日 10時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：北窓 | 作成日時：2020年3月12日 23時
