17話 ページ18
「オラ、出来たぞ。」
そう言いながら、服の上につけていたものを取り、鏡を持って来させる爆豪。
「「「うそ、めっちゃ可愛い！！！」」」
女子に囲まれながら鏡で自分の髪型を見る。
髪の毛は編み込まれ、後ろで纏められ、Aが不死川に貰った風の色のリボンが真ん中に蝶々結びで結わえられている。
「爆豪君ホントに髪の毛アレンジできるんやね。」
何て言われているのを片耳に聞きながらAは鏡を見つめ続けた。
(ーーー髪の毛短くなるから、師範から貰ったリボン付けられなくなるかと思ったのに。
其れに、師範以外の人に髪を切って結って貰ったの久し振りだわ。)
Aは継子になってから毎日の様に不死川に髪を結って貰っていた。
元々妹がいた彼はAよりも髪を結うのが上手かったのだ。
髪を切るのも彼の仕事であった。
これも弟や妹がいたからか、軽く梳いたり、毛先を整えたりととても上手だった。
綺麗に整えられた髪とリボンを触りながら口元が緩む。
「ありがとう。」
と御礼を言って教室を出た。
「そう言えば、お前、ミッドナイトさん達に何言われたんだ。」
「あぁ、相澤殿と自主規制がどうなんだって話よ。」
「ブフーッ！！！！ゲホッゴホッ！！！」
「だから言ってやったわ。
『そんなこと言うのは破廉恥ではしたない痴女だけです。
嫁入り前の女が結婚予定の無い男と身体を汚すわけがないでしょう。
獣でもあるまいし、分別のある社会に適した行動を私も相澤殿もしておりますよ。』
そうしたらあの痴女何故か上機嫌で背中叩きながら自分の失恋話を延々と語り出したわ。
其れも彼女が学生の頃の話から。
しかもそのあとはネズミ校長が人間についての恨み嫉みを延々と語って。
折角のお茶が台無しだったわ。」
「あー、お疲れさん。
あの2人話したら止まらないからな。」
(ーーーミッドナイトさんは明日絶対しめる。)
そんな話をしながら夕食を2人で食べた。
「またそのリボン使えて良かったな。
大切なものだったんだろ。」
「そう、そうなの！」
その後延々と続く風柱のプレゼントエピソード。
聞き流しながらパソコンへと向かう相澤。
「御休み。短い髪も似合ってるよ。」
「ーーーえ。」
ドアが閉まった瞬間しゃがみこむA。
顔が熱くなる。
(ーーー何何何？
嬉しいけど、びっくりした！)
相澤に他意はない。
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ゆきな(プロフ) - はえ〜…好き (2020年3月19日 3時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 待って泣く泣くてかもう泣いちゃたー！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年3月15日 3時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 随分遅れましたが続編おめでとうございまーす！！！！！これからも更新頑張ってください、応援してます！ (2020年3月14日 9時) (レス) id: 9d8d7fe98a (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 帰れない！嘘、(゜゜;)とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年3月14日 0時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 最初から最後まで、読みました！とても面白かったです( ≧∀≦)ノ後ランキング5位おめでとうございます！(* ´ ▽ ` *)ﾉ (2020年3月13日 10時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：北窓 | 作成日時：2020年3月12日 23時
