17話 ページ18
「古峯A!!!どこに行った!!??」
廊下に響き渡った降谷くんの声に私も景光くんもばっ、と後ずさる。
こっわ。鬼かよ降谷くん。
いや、待って。私今何しようとしてた?
ありがとう降谷くん。私はまた既婚者に手を出すところだった。
それにしても景光くん、色っぽすぎない?
あんなの拒否できる人いないよ。
絶対私顔も首も真っ赤だ。
心臓の音が止まらない。彼にも聞こえてそうだ。
「勝手に歩いてはいけないと言っただろう?」
君は本当に後先考えないな、と小言をいただく。それともお邪魔だったか、と口角を上げてこっちを見たの聞こえてるからね??
なんとなく降谷くん、細かすぎていつか禿げそうだよね。
そんなことを思っていれば抱き上げられた。
「ひ、諸伏くん、私もう歩けるよ」
「なぁに。ゼロは良くてオレは駄目?」
オレ、心配してるんだけど。と少し頬を膨らませて、拗ねたように見上げられる。
っっっかっわいい。何そのいじらしい表情。
本当に心臓バックンバックんなるわ。
あざとすぎて悶えたい、発狂したい。何なら心臓口から飛び出そう。
どうやら先程降谷くんに抱かれていたのを見ていたみたいで。
嫉妬してくれている、なんて自惚れてもいい?
「相変わらず仲良いな、ふたりとも」
「降谷くん五月蝿い。」
「そうだぞ、ゼロ。」
私の顔が赤いことなんてきっと彼にはお見通しなのだろう。
いつから君はそんなキャラになったんだ。ニヤニヤしながら、「良かったな、ヒロ」と景光くんの背を叩いている。
「古峯、今日は僕の家来るか?」
「「えっ?」」
「どうせひとりじゃ眠れないだろ?
ヒロも泊まる予定だから昔みたいに来ればいい。」
「降谷くん、神。禿げるぞ、とか思ってごめんね。」
「そういうところだよ、古峯。」
やばすぎない?降谷くんの気遣い素晴らしい。ごめんね、掌返しで。だが不可抗力。
え、だって、景光くんと泊まりだよ?なんのご褒美かな。銃を向けられてよく生きてました的な感じか。好き。
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天然石 - 更新してほしいです (4月21日 14時) (レス) @page30 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 更新してほしいです (12月24日 12時) (レス) @page30 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
春香(プロフ) - 更新待ってます! (11月26日 11時) (レス) id: bb559b3d0f (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 続き書いてくださいずっと待ってるのですが (11月11日 16時) (レス) @page30 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
SARA(プロフ) - 他作品から来ました。やっぱりすごく面白いです!このじれったい2人はどうなっていくんですか?!気になります! (10月16日 22時) (レス) id: 000b3a28d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:北窓 | 作成日時:2022年5月21日 16時