いや、帰らせて！？【鬼滅の刃×ヒロアカ】

48話 ページ50

NO side



太陽が水平線から顔を出し、






空が薄紅に染まる。







凍てつくような寒さの中、






樹々の間から光が差し込む。









遠くで聞こえる鳥の鳴き声が夜明けを告げる。









朝の暖かさに彼女の視界が歪む。







ねっとりと張り付く血の匂い。






汗と泥と血で重くなった隊服。








一晩で百体近く斬った鬼の血溜まりが辺り一面に広がる。









明るくなった空が彼女を照らす。






大樹の根元に身体を預けている。






手はあらぬ方向へと曲がり、






胸元には大きな斬り傷。







辺り一面赤く染まっていた。









泣きたくなるような綺麗な空だった。









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続編に行きます。
沢山のお気に入り、評価、コメント有難うございました。
初めての作品で分からないこと多いですがこれからも引き続きよろしくお願い致します。

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