隠し事19個目 ページ24
『くぁ………、夜更けか…。』
細かいパーツをくっつけ終わり、鏡の間で3人
を待つ。先生は「3人の退学手続きを…、」とか
言ってたけど、私にこれを、と置いていったのは
救急箱だった。うーん、素直じゃない。
あ、今、鏡の表面が揺らいだ……？
『がくえんちょーう！！！
3人！帰ってきますよぅ！！！！』
「そんなに大声を出さないでください！聞こえ
てますから！」
『はい、お疲れさん…、えっと、監督生さん、
エースくん、真面目くんにモンスター。怪我は
ないかな？』
「ま、真面目くんじゃなくて、デュースです！
デュース・スペードです、！」
「オレ様はモンスターじゃなぁい！グリムって
いう名前があるんだゾ！！」
『デュースくんと？グリムくんね、おっけい。
で？みんな怪我は？』
制服は土埃とかでボロボロだが、怪我はなさげ
だ。うん、よかったよかった。学園長は3人と何
かを話してるが正直もう眠いから何も耳に入って
こない。この耳は飾りです。少し目を閉じていた
が、ふと目を開くと、学園長しかいなかった。
『学園長、みんなは？』
「もうこんな時間ですしね、寮に帰しました。」
『退学は…？』
「なしです。私、優しいので。それに、魔法石
も持って帰ってきましたし。」
『へぇ、凄いっすねぇ。俺も探しに行こうかな。』
「いや….、もうないんじゃないでしょうか。」
『そうですかねぇ、まぁ先生がいうならそうなん
でしょうけど…。くぁ。』
もう眠い。20歳を過ぎると徹夜がキツくなると
いう兄ちゃんの言葉はマジだったんだなと身に
染みて感じる。
「貴方も眠いでしょう。明日もお仕事ですし、
早く部屋に戻って寝た方がいいですよ。この
時間まで付き合って下さってありがとうござい
ます、スケルツォさん。」
『はは、先生。前みたいにルツでいいのに。』
「それはいけません、先生と生徒ではなく、
雇用主と社員、の様なものなので。しっかり
区別は付けなくてはいけませんから。｣
『ふふ、分かってます、すいません。…んじゃ
おやすみなさい。』
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とまとじゅうす - 続きが楽しみ〜！ (2023年4月12日 17時) (
レス) @page36 id: a1abbce39e (このIDを非表示/違反報告)
天城(プロフ) - ゆきなさん» ご閲覧ありがとうございます。そう、ケ〜くん先輩です。3年生とは在学時期が被ってる設定にしたかったのでこれからも積極的に絡んでいくと思います。どうぞお楽しみにしていて下さい。これからもどうぞご贔屓に。 (2020年6月10日 23時) (レス) id: 0c4c7a5c2b (このIDを非表示/違反報告)
天城(プロフ) - きんつばさん» ご閲覧ありがとうございます。長らく更新を休んでおり申し訳ございませんでした。貴方様のコメント、とてもいいカンフル剤になりました。御礼申し上げます。これからもどうぞご贔屓に。 (2020年6月10日 23時) (レス) id: 0c4c7a5c2b (このIDを非表示/違反報告)
きんつば - いつも更新楽しみにしています！次は誰との絡みかな？って毎度楽しみです！無理せず、ゆっくり更新頑張ってくださいね！ (2020年6月7日 2時) (レス) id: d8a513aacb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ケー君先輩だぁ (2020年4月28日 12時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天城 | 作成日時：2020年3月29日 15時
