【番外】四月馬鹿2人目 ページ18
まだかな、まだかな、とまるでサンタを心待ち
にする子供の様に待つこと2、3分だろうか。
すごい足音と共に、学園長がやってきた。もう
お腹が痛い。笑ってしまいそうだ。
「スケルツォさん！なんです、緊急事態っ….、
狐……？｣
『…んみ"ぃ………』
狐がいいタイミングで鳴いた。ナイスだ狐。
学園長が、思わず狐を抱えようとしたが、動き
が止まる。なんだ、もうバレたか？と思ったが
違う様だ。どうやらあの紙を見つけたらしい。
書かれた文字を見ながら何かブツブツ言っている。
私も腐っても狐だ。耳を澄ます。
「この学園にそんなユニーク魔法を使う生徒は
居たでしょうか、それとも、ユニーク魔法では
なく、図書館か何かで見つけた魔法を？それか
魔法薬…..、どれも有り得ますね、」
引っかかってらっしゃる。すごい面白いと思う
反面、少しの罪悪感が生まれた。
『ふみぁーん……。』
「あ、ああ。大丈夫ですよ、スケルツォさん。
私が確実に戻して差し上げます。ええ。」
何処か悲しそうに鳴く狐を抱き抱え、背を撫で
ながら、狐に囁く学園長。…ここまでバレない
と、どうやってバラそうか悩んでしまう。
予定的には死ぬ程焦って騒ぐ先生に、ばぁ！と
クローゼットから出ていって、去年のお返しだ！
と楽しく終わる予定だったので、ああも静かだと
とても困る。うん。
「不安でしょうけど、もう少しの辛抱ですよ。
その姿でも、私は別に構いませんが、やはり
貴方と話せなくなるのは寂しいので。」
はわ……。もうこれは嘘でーす！と出ていける
雰囲気ではない。黙らないでくれ狐。お前だけ
が頼りだ。だからといって、悲しそうな声も出
さないでくれ。
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とまとじゅうす - 続きが楽しみ〜！ (2023年4月12日 17時) (
レス) @page36 id: a1abbce39e (このIDを非表示/違反報告)
天城(プロフ) - ゆきなさん» ご閲覧ありがとうございます。そう、ケ〜くん先輩です。3年生とは在学時期が被ってる設定にしたかったのでこれからも積極的に絡んでいくと思います。どうぞお楽しみにしていて下さい。これからもどうぞご贔屓に。 (2020年6月10日 23時) (レス) id: 0c4c7a5c2b (このIDを非表示/違反報告)
天城(プロフ) - きんつばさん» ご閲覧ありがとうございます。長らく更新を休んでおり申し訳ございませんでした。貴方様のコメント、とてもいいカンフル剤になりました。御礼申し上げます。これからもどうぞご贔屓に。 (2020年6月10日 23時) (レス) id: 0c4c7a5c2b (このIDを非表示/違反報告)
きんつば - いつも更新楽しみにしています！次は誰との絡みかな？って毎度楽しみです！無理せず、ゆっくり更新頑張ってくださいね！ (2020年6月7日 2時) (レス) id: d8a513aacb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ケー君先輩だぁ (2020年4月28日 12時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天城 | 作成日時：2020年3月29日 15時
