ひとりじゃないよ ページ38
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hoshino
いつものように本を読むことにした。
本がそろそろ読み終わりそう、って時に勢いよくノックが鳴り響いてドアノブを何回も捻られる、、
夜中にこんなになるのが怖くて一応ドアの覗き穴で確認、
『たじ、?』
不思議には思ったけどたじだとわかってすぐにドアを開けた
『…たじ?何してるの、?』
田島「居た、よかった…」
『…!!、た、じ、?』
田島「よかった、本当によかった。」
訳も分からず抱きしめられる、焦ってるっぽくてとりあえず背中をリズム良く叩くことにした、
ここにいるのもあれだし、こんなに焦る事情を知りたくて部屋に招き入れた。
『どうしたの…?汗だくだし』
田島「夜遅くにごめん、嫌な夢見て、心配になって、」
お水を俺に渡したり、手を握ったりしてると夢の話をしてくれた
田島「Aが、『ばいばい』って言って俺の前からいなくなってくの、、隣の部屋にいたはずなのにまるで最初っからAがいなかったみたいで、
それに、みんなからも俺からもAの記憶から消えていく夢を見ちゃって、、
つい、心配になって、、ごめんね、」
握ってた手が少しだけ力が強くなってるのがわかる。
そんな姿を見るのが辛くなって、たじをそんな不安から解放してあげたくて抱きしめた。
『私はもうどこにも黙っていかないしたじのそばにいるよ。
私はINIの星乃Aだもん。だからそんなに1人で不安にならないでよ、』
田島「ごめんね、」
『私も、たじも、ひとりじゃない。みんながいるからもう怖くない。
もうどこにも行かないよ』
なんて言ってる内に涙が溢れてきた
『ごめんね、たじの気持ちになったら涙が出ちゃった、笑』
田島「やっぱりAは優しいね」
『たじもだよ、私のために泣いてくれるもん、笑』
たじは“ありがとう”って言って帰ろうとしたけど
急いで出てきて鍵なんて持ってきてないらしくオートロックで自分の部屋に戻れなくなっちゃったみたい笑
『寝ちゃう?、笑』の一言で同じベットに入ることに
田島「なんかカップルみたいだね笑」
『そう、だね笑』
田島「ありがとう。おやすみ」
『こちらこそ、ずっと一緒だからね。』
眠るたじをみて、さっきのたじの言葉を思い出す
昔は思ってたけど、今はそんな気持ちはなくなっちゃったな、笑
『すきだ、……ったよ、』
来世は違う出会い方で会えたらいいな、、なんて、
その気持ちに浸るのを最後にして眠りについた
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るね(プロフ) - はおさん» 最高の褒め言葉です( •̥ࡇ•̥ )!ありがとうございます!!頑張ります!! (2022年1月3日 22時) (レス) id: 9c5e0e85e1 (このIDを非表示/違反報告)
るね(プロフ) - 美希さん» わあありがとうございます(;_;).ᐟ.ᐟ どうなるかはお楽しみにしてくださると嬉しいです><! (2022年1月3日 22時) (レス) id: 9c5e0e85e1 (このIDを非表示/違反報告)
はお - この作品が好きすぎて1日に何回も読み直してしまいます笑。るねさんの言葉選びが大好きです、。これからも頑張ってください!!(〃-〃) (2021年12月31日 15時) (レス) @page38 id: 5f53377f51 (このIDを非表示/違反報告)
美希(プロフ) - たじとのお話が好きすぎて、、、もどかしい距離感にドキドキしてしまいます( ; ; )どうか2人が結ばれますように( ; ; ) (2021年12月31日 11時) (レス) @page38 id: 2581c70cd4 (このIDを非表示/違反報告)
るね(プロフ) - みーさん» ほんとですか、、ありがとうございます(˘•̥-•̥˘)!頑張ります!!! (2021年12月12日 21時) (レス) id: 9c5e0e85e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るね | 作成日時:2021年10月24日 20時