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nishi
田島｢なんでそんなに焦るの。｣
『だって、上手く出来なくて、っ、みんなの足引っ張ってるみたいで、私だけ遅れてる感じがして嫌で嫌で、』
ほぼ3日間Goosebumpsチームだった子が多かったから余計差を感じてたんだろう
この前のゲリラ順位発表で順位を落として焦っただろうし、1人だけ女の子でみんなに頼りずらかったはず、
そんな困ってるAに手を差し伸べてあげれなかった。
田島｢こうなる前にちゃんと話して？｣
『みんな、迷惑かもって、、』
田島｢迷惑なんかじゃないよ。みんなAの力になりたいんだよ。だから西くんも心配で来てくれてるんだよ？｣
西｢うん、俺らってそんなに頼りない？」
たじのおかげで俺もAとの会話に入れてもらえて俺がそう聞くとAは首を横に振ってくれた。
西｢ゆっくりでいいから俺らを頼って。」
『ありがとう、ごめんなさい、』
さっきより落ち着いたAは安心しちゃったのかうとうとして、たじの膝でとうとう眠っちゃった。
西｢Aはこう言うこと昔もあった？」
田島｢うん。Aから聞いた方がいいと思ったけど、西くんには、」
たじと俺だけになった時間。ここでAがこうなってしまったことをたじにたくさん聞いた。
昔のAは俺でも耐えれないくらい辛いものだった。
その時に手を差し伸べてくれたたじがAの中では救ってくれた大切な存在。
ポジション評価の時、Aが｢大切な人のために踊った」と言ってたのを思い出した。確かにあれはたじに向けてだった。
俺らはたじとAの仲にそう簡単には割り込めないってことを改めて実感させられた。
田島｢肌寒くなってきたんで部屋に帰りましょう」
西｢Aは？どうする？」
田島｢流石に部屋に入れないから、一旦俺の部屋で預かっておきます。」
西｢じゃあお願い」
たじがおんぶしても起きないからそうとう疲れてたんだな。
『ご迷惑をおかけしてすみません、！』
上田｢元気になれたならよかったよ」
『今度は助けます！』
元気になったけど、ほらまた周りのことばっか。
『西くん！昨日心配かけちゃってごめんなさい』
西｢気にしないでよ。あとさ、見捨てたりなんてしないから。」
『ありがとうございます。西くんも頼ってくださいね。』
前みたいにAは明るくて楽しそうな姿に戻ってた。
Aはやっぱり明るい姿の方が似合うんだよ。
だからもっと俺らを頼ってね。
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作者名：るね | 作成日時：2021年9月20日 11時
