声優さんになっちゃいました！？part４

そんな童顔じゃないっ！…と思う ページ9

今日は仕事がお休みです。
だから１人で都会を歩いてます。

べ、別にぼっちとかじゃないんだからねっ！！
ただみんな忙しかっただけなんだからねっ！！

今は暑いから公園の日陰になってるベンチに座ってます。アイス食べながら。我ながら子供か。

男の子｢ねぇねぇ、お姉ちゃん｣

貴方｢へっ！？｣

びっくりしすぎて変な声出たぁ(°_°)

パッと見、小学３年生くらい。

男の子｢お姉ちゃん、暇？｣

貴方｢まぁ暇だけど…僕、お母さんは？｣

男の子｢家にいる。妹が生まれてから全然構ってくれないから外に来たんだ｣

貴方｢へぇー。妹は何歳？｣

男の子｢まだ生まれたばっかり｣

貴方｢１人で外に来たの？危ないよ？｣

男の子｢１人でアイス食べてるお姉ちゃんに言われたくない｣

貴方｢うぐっ…｣

なかなか言うな、この子！

男の子｢ね、暇だからさ、一緒に遊ばない？｣

貴方｢んーいいよ！私も暇してたし｣

男の子｢ほんと！？ありがとうお姉ちゃん！｣

んー…………かわいい。←

貴方｢いえいえ。あ、名前は？｣

悠真｢僕は岡本悠真(おかもとゆうま)｣

貴方｢悠真くんね｣

悠真｢悠真でいいよ。お姉ちゃんは？｣

貴方｢私は水瀬A。よろしくね｣

悠真｢A…よろしく｣

貴方｢それで？悠真は何して遊びたいの？｣

悠真｢わかんない｣

貴方｢わ、わかんない！？｣

悠真｢Aは何して遊ぶの好き？｣

貴方｢んー…２人での遊びでしょー…｣

ぐぅ〜〜……

悠真｢お腹空いた………｣

貴方｢何も食べてないの？｣

悠真｢うん｣

貴方｢あ、じゃあちょっと待ってて｣

私は近くにあったクレープのお店に行く

貴方｢はい、どーぞ｣

悠真｢え…いいの？｣

貴方｢うん、お兄ちゃんとして我慢してるご褒美。
あれ、クレープ嫌いだった？｣

悠真｢ううん。好き…ありがと。いただきます｣

貴方｢良かった。美味しい？｣

悠真｢うん！｣

口にクリームを付けながら食べる。
うん…かわいいな……


悠真｢ごちそうさま！美味しかった｣

貴方｢良かった良かった｣

悠真｢Aはどこの学校行ってるの？｣

貴方｢が、学校？｣

悠真｢うん。高校生でしょ？それとも中学生？｣

貴方｢……………私もう２２なんだけど｣

悠真｢えっ｣

貴方｢こ、高校生に見える？｣

悠真｢うん｣

貴方｢ま、真顔で言わないでよ……｣

私、そんな童顔でしたっけ…

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