. ページ15
.
渡辺 ｢ ったく、お前なんで来たんだよ ｣
ほらおいで、
さっきの顔とは真反対の表情で、腕を広げ笑顔でわたしを迎えてくれる翔太くん。
康二くんに翔太くんのそばまで連れて行ってもらってそのまま翔太くんにぎゅうって抱きつく。
渡辺 ｢ ちゃんと安静にしてろよ ｣
｢ あんなところでじっとしてられないよ ｣
渡辺 ｢ 足は？痛いっしょ、 ｣
｢ 今翔太くんがぎゅうしてくれてるから大丈夫 ｣
岩本 ｢ おいおい、イチャつく前にしないといけねえことあんじゃねーの？ ｣
渡辺 ｢ あ、そうだった ｣
後ろから照くんの声が聞こえて翔太くんはわたしの身体を軽く離し腰元に腕回し自分の方に凭れさせる様な楽な体制にしてくれた。
そして、
渡辺 ｢ お前Aに謝れ、それともう二度と俺らの前に現れんな上にももう言ってある ｣
遥菜 ｢ ……っ、ごめんなさい、私貴方が凄く羨ましくて怪我したら良いのにとか思っちゃって。最低なこと分かってます、それに実際怪我させちゃって謝っても許して貰えないのは承知の上で …… ｣
目に涙を溜めスカートをぎゅっと握りながら必死に話す遥菜さん。
｢ 本当に、許そうなんて思ってないです。でも、メンバーの事ちゃんと見て衣装も真剣に考えて、親身になって下さってたの知ってるから ｣
この前丁度帰り道、部屋の前を通ると誰もいないはずの部屋に明かりがついていて。
不思議に思った私は部屋を覗いてみるとSnowManの衣装を1つずつ見ては治して、ノートにダメな部分書き出して何回も組み合わせ変えて、一生懸命向き合ってくれていたのを目にしていた。
｢ だから、ありがとうございました。みんな更にカッコよくなってて、そんな皆のことこれからも応援してください、それが許すための条件です ｣
渡辺 ｢ ……は？お前、そんなのでいい訳 ｣
｢ うん、もうすぐ本番なんだよ？私だってぐだぐだしてられないし！ ｣
本当は苦しくて堪んなかったけど、
あの時の遥菜さんに嘘は無いと思うから。
泣きまくる遥菜さんにもう大丈夫です、って一言だけ伝えたらガチャってドアが開いて逃げ出した事がバレたらしく滝沢くんが怒ってた。(笑)
助けて欲しくても / fin
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1760人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千夏(プロフ) - １％の可能性を１００％信じる人さん» リクエスト有難うございます！是非書かさせて貰います！話まとまったらあげますね ♪ (2021年8月5日 19時) (
レス) id: 5b2c1c8567 (このIDを非表示/違反報告)
１％の可能性を１００％信じる人(プロフ) - しょっぴーカッコ良すぎてヤバイです！！リクエストで、主人公ちゃんがしょっぴーにめっちゃ甘えてその可愛さに耐えてるしょっぴーが見たいです！甘々でお願いします！ (2021年8月4日 13時) (レス) id: 1757092766 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千夏 | 作成日時：2021年8月3日 20時
