１話 ページ2
母と会ったのはいつだろうか
そんな簡単な事すらも思い出せない。
重た過ぎて歩けない足を引きずりながら今日も学校へ
母は帰ってくるのが遅い
ヒーロー活動に加え、教師もやっているのだからそれは普通なのだろうが、もう少し私のことも見てほしいものだ。
と初めの頃は思っていた
がしかし今はどうだっていい
友達は居ないがいじめられていない
暴力も振られていない。
何と楽なところなのだろか
自分は、何と幸福なのだろう
と感じているくらいだ
最近、母からの置き手紙すら無くなっている
それほど忙しいということだろう。
最近私の作った夕食すら捨てている。
見えていないと思っているだろうが、見えている。
ゴミ箱に捨てているのだから。
誰が毎日毎日飯を作っていると思って
父はとうの昔に離婚している
親同士のことだから興味がなかった
父は自分のことをいとも簡単に捨てた
普通だったら泣くだろうがどうでもよかった
それだけ私の心はボロボロだった。
お陰で神経がどうかしたのか痛みすらも愛おしいと思ってしまう。
Mではない
決してな。
そんな事を思っていると人にぶつかりそうになる
嗚呼危ない危ない。
そう思いながら、前を見ながら歩く。
少しすると学校に着く
貴方「はぁー....あと1ヶ月で雄英高校に入学か」
母が居るのは雄高だから毎日会うのか
と思いながら中に入る
とにかく足が重たい
鉛みたいだ
勉強ならできる
母に見て欲しくてできることなら全部やった
そのおかげか人並みにできるようにはなった
だから勉強も高校までのは全てできる
英検
漢検
全て受けた
だが全て簡単過ぎた。
そんな私の話だ
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作者名：薄桜鬼☆ハルハル | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuromame/
作成日時：2018年9月8日 2時
