アーサー到来

まさかのフラグ ページ35

私は母に浴衣を着せてもらった
初めての浴衣だし色々戸惑ったがどうにか綺麗に着ることができた

母「心配だったけどやればできるな私」

「自惚れかよ
でもホント着れて良かったー」

母「にしてもまさかAが浴衣着ようと思うとは…」

「アーサーが日本について知りたいって言うから仕方なくですー
もともと着る気なかったし」

半分ホントだけど半分ウソ
アーサーにAの浴衣姿が見たいって、
それだけ言われて借りたんだ

姉「ねぇまだー？
アーサーさんずっと待ってるけど」

英「あっいえ、そんな待ってるだなんて
全然ゆっくりでも構わないからな」

「あ、大丈夫
今終わったよ」

ドアを挟んで姉とアーサーの声が聞こえて慌ててドアを開ける
しかし今着ているのは歩きづらい浴衣で…

「ぅわ!!」

英「ぅお!?」

危うく転びそうなところを、ドアの前にいたアーサーが受け止めてくれた

こんなわかりやすいフラグに気づかない私って…

「あ、ありがと…//」

英「おう…//
う、動きづらい服来てるんだからもうちょっと気を付けろよバカ」

恋人であることを言っていないため、アーサーは二人に気づかれないように冷静を装いながら私にデコピンをかました

「いてっ」

ドキドキが止まらない私は痛がるふりして顔を隠す

(にしてもアーサーの浴衣姿すごいかっこいい…)

英(にしてもAの浴衣姿すげぇ可愛い…)


普通の友達を演じるのがこんなにも難しいだなんて思いもしなかった

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