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rbr side
朝、食堂に行くと扉の前に何故か倒れているコネシマが視界に入ってきた。俺は真横を何食わぬ顔で通り過ぎ自席に座る
正面にはひとらんとオスマンに挟まれるように座っているAが居る。Aは先程から両側の2人から撫でまくられていて嬉しそうに目を細め、尾を左右に揺らしている
その様子を可愛ええなぁと思いながら眺める。正直、Aがとても気高い幻獣と言われるフェンリルとはあまり思えない。ほんまにフェンリルなんやろかと考えていると、トントンのカウントダウンが始まった
tn「5…4…3…2…i」
ut「セーフｯｯｯｯｯｯ」
tn「アウトや。後で言い訳聞いたげるわ」
ut「お、俺この後彼女とデート行く「あ？」…ﾋｪｯ」
黒いオーラを纏いながら大先生を睨みあげるトントンと目を合わせないようにしながら自分の席に座り縮こまる大先生。大先生が席についたのを見てグルッペンが口を開いた
gr「では諸君、朝食の時間だ」
そう言うとメイド達が飯を運んでくる。そして全て並び終えたのを確認したら全員手を合わせる
「「「「いただきます」」」」
これはひとらんの故郷の文化。料理に使われている食材への感謝を表しているらしいがあまり深くは知らない
Aはというと普通に箸を使い、出された飯を食べている
『A箸使えるんやな…』
使えないとばかり思っていたから結構びっくりしている。俺の問いにコクっと頷いて答えたAは、またオスマンとひとらんに撫でられていた
そしてそのままいつも通りの時間が流れる
内ゲバをするシッマとシャオロンに怒鳴り散らすトントン
甘味の話で盛り上がっているオスマンとグルッペン
爛々と食害をするゾムとその被害者の大先生とエミさん。そしてそれに巻き込まれているAとひとらん
なかなかカオスな状況だが俺はこんな時間が案外楽しかったりする
意外と少食なのか、顔を引き攣らせながら食害から静かに逃げようとするAを見つけしっかりホールドするゾム。その瞬間、Aの顔が顔面蒼白になっていた
大変やなぁと眺めていたらゾムの食害に屈し、涙で顔を濡らして鼻水まで垂れている大先生が「ロボロぉぉぉ」と縋ってきたので全力で逃げる
『何で来んねん！！！』
ut「助けてぇやぁぁぁ」
『知らんわ！！根性で食べんかい！！』
ut「あぁん、しんらちゅ♡」
『うっわ……ゾム〜』
ut「待って！！ごめんって！！！」
こうして今日も賑やかに一日がスタートする
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にこらー - 面白い・かっこいい・めっちゃ好み 凄い面白いです！更新ペース自由でいいので頑張ってください！ (2021年5月25日 20時) (
レス) id: 3ef83fb3a7 (このIDを非表示/違反報告)
脅威のセラフ@wrwrdファン(プロフ) - 神かぁ！これからも無理なく更新してけぇ！ (2021年5月22日 9時) (レス) id: 602d714d2e (このIDを非表示/違反報告)
Web版さん - なにこれめっちゃ好きです！１コメ頂きました！なんでこんなに人気なのにコメ欄一個もない事に寂しさを感じてしまいましたw 内容、話のスピード感、そして狼…。大好きです。これからも頑張ってください！ (2021年5月21日 23時) (レス) id: 1323f7e7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じう猫。 | 作成日時：2021年5月15日 9時
