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A side
目を覚ますと俺は狼の姿に戻っていた。まぁ良いかと思いながら、ひとらんの影から出る。周りを見ると辺りは真っ暗で、ひとらんは壁に寄り掛かり刀を抱きながら熟睡していた
そんなひとらんを起こさないようにしながら、開いていた窓から外に出て城の屋上まで行き座る
今日は綺麗な満月だ。特にこれといった思入れも無いが、何となくぼーっと見つめていると横から物音がしたのでそちらを向く
するとそこに居たのはグルッペンと同じ金髪を持つコネシマだった
kn「おーAやないか。ひとらんの影から出て来たんか？」
その問いに答えるように、俺は小さく鳴いた。そうするとコネシマはケラケラと笑って俺の隣へ来て座った
kn「それにしてもお前…綺麗な奴やなぁ…」
そう言いながらコネシマは俺へと手を伸ばし背をゆっくり撫でる。今日はよく撫でられるな〜っとほくほくしながら目を細めているとコネシマが俺に体重を預けながらゆっくり話し始めた
kn「…俺な…最初お前の事ちょっと警戒しとってん。でもお前の目を見た時…ただの直感やったんやけど、何となく此奴は大丈夫やって思ったんや。せやから…これから宜しくな、A」
そう言い終えるとコネシマはゆっくり目を閉じた。良い人間なんだなと考えながらコネシマの服を咥えて背に乗せ、城内へと歩く
俺は前々から人間に対して嫌悪感を抱いていた訳では無かった。寧ろ逆だった
俺はこの人間達が此処に存在する限り、この人間達が守る物を俺も守ろうと密かに決心した
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にこらー - 面白い・かっこいい・めっちゃ好み 凄い面白いです！更新ペース自由でいいので頑張ってください！ (2021年5月25日 20時) (
レス) id: 3ef83fb3a7 (このIDを非表示/違反報告)
脅威のセラフ@wrwrdファン(プロフ) - 神かぁ！これからも無理なく更新してけぇ！ (2021年5月22日 9時) (レス) id: 602d714d2e (このIDを非表示/違反報告)
Web版さん - なにこれめっちゃ好きです！１コメ頂きました！なんでこんなに人気なのにコメ欄一個もない事に寂しさを感じてしまいましたw 内容、話のスピード感、そして狼…。大好きです。これからも頑張ってください！ (2021年5月21日 23時) (レス) id: 1323f7e7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じう猫。 | 作成日時：2021年5月15日 9時
