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A side
ゾム達に着いて行っていたら、いろんな方面から視線を感じた。まぁ城内に狼が居たらそうなるよなぁとあまり気にせず歩く
そうしていたらゾムが、俺がさっき渡した物に電源を入れ誰かと話していた。あれは連絡を取り合う物なのかなと少し興味を引かれながら城内を引き続き歩いていると、圧が漏れ出る黒い部屋の前に着いた
なんだろうと呑気に考えながらゾムの後ろに立っていると、隣に居たひとらんがその扉を開けた。2人が部屋に入っていったので入る
すると、部屋の中に居た大勢の人間達の視線が俺に注がれる。そんな人間達に俺は少し殺気を向けた
俺が殺気を放っている事に気づいたゾムとひとらんは「大丈夫」と俺に声を掛けた。2人が言うならまぁそうなんだろうと思い殺気を放つのを辞めた
??「ほぅ…そいつが昨日言っていた狼か…」
真ん中に座る金髪の人間が俺を見て言った。その周りに居る人間達は全員、俺を声を発さず食い入るように見ていた
その後暫く沈黙が流れ、帰っても良いかなと思い始めた時、ゾムが俺の方を見て口を開いた
zm「俺さ…お前が普通の狼やとは思えへんねん。本当のお前は何なんや？」
特に隠してるつもりは無かったけど俺が何なのか言わないと返してくれなさそうと思った俺は静かに目を閉じた
その刹那、俺の周りを冷たい風が囲い込み、人型に変化する。人型と言っても狼の耳と尾は出ている。普通の狼じゃないのは全員分かってるっぽいからだ
俺の変化を見て言葉を失っている人間達を何も言わず、静かに見据える
??「…面白い！！やはり、そこら辺に居る狼とは違うという訳だ！」
くつくつと笑う真ん中の金髪()の声で周りに居た人間達は我に返ったような素振りを見せ、その中の1人がゆっくり口を開いた
??「え…じゃあ昨日エーミールが言ってたフェンリルって奴って事なんか？まじで？」
??「多分…というか確信に近いですけど白い耳と尾に髪、そして金の瞳を持つのはフェンリルだけですから…」
??「はぇ〜…やっべぇ…」
さっきまで驚きすぎて固まっていた人間達が口々に言い出す。俺はと言うと、結局呼ばれた理由は何なんだと静かに考えている
そんな時だ。真ん中の金髪が愉快そうに笑いながら口を開いた
??「どうだ。
『……？』
突然の誘いに訳が分からず、頭に�燹��瓩鯢發�べる俺を見て、また真ん中の金髪は愉快そうに笑うのだった
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にこらー - 面白い・かっこいい・めっちゃ好み 凄い面白いです！更新ペース自由でいいので頑張ってください！ (2021年5月25日 20時) (
レス) id: 3ef83fb3a7 (このIDを非表示/違反報告)
脅威のセラフ@wrwrdファン(プロフ) - 神かぁ！これからも無理なく更新してけぇ！ (2021年5月22日 9時) (レス) id: 602d714d2e (このIDを非表示/違反報告)
Web版さん - なにこれめっちゃ好きです！１コメ頂きました！なんでこんなに人気なのにコメ欄一個もない事に寂しさを感じてしまいましたw 内容、話のスピード感、そして狼…。大好きです。これからも頑張ってください！ (2021年5月21日 23時) (レス) id: 1323f7e7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じう猫。 | 作成日時：2021年5月15日 9時
