#32「私に 弐」 ページ32
Aside ※会話文多めです
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「俺とオスマンとアンタで話してた時、めっちゃ楽しかったで？また一人、仲間が増えたっていう喜びあったし。やから、情報を調べた時は吃驚したよ。何で言ってくれなかってん、って。確かに、言ったら言ったで何かあったかもしれんけど、苦しいまま生活するよりはええよな、ってずっと後悔してん。我が儘かもしれんけど、Aちゃん、戻ってきて。」
「…ロボロさん」
私と同じくらいの背の彼も、ずっとずっと大人に見えた。
「…さっきは怒ってしもてすまんな。正直、そりゃ怪しい動きしてたら疑うやろ？アンタを身内に入れては駄目なんじゃないかって。それでも、俺がアンタに会った時に言った事は本当や。外交官やってるし、相手の感情を読み取るまで高度な事は出来ないけど、今のアンタが嘘をついている事はわかるよ、俺。Aちゃん、そうやろ？」
「…オスマンさん」
何もかもを見透かしてしまうような彼は、私を見抜いた。
「初めまして。ひとらんらんです。って、こういう場で初対面とかどうかと思いますけどね。貴方、どうやらゾムと城巡りした際にちらっと聞いたんだって？俺居なかったし詳しい所は見てないと思うから、今度遊びに来てよ。あ、荒さないでね？勿論、君が此方に戻ってきてくれたら。」
「…ひとらんらんさん」
彼とは初対面なのに、こんな私を誘ってくれた。
「貴方、確か、まだ自ら図書館に足を運ばれてませんよね。落ち着きますし、面白い本もきっとあると思いますよ。…やから、是非、また来てください。いつでも私は待ってますから、Aさん」
「…エーミールさん」
前に少し話しただけでもわかる彼の温厚さに、心が痛んだ。
「最初に君を見つけた時は吃驚したよ。だって、入り口に女の子倒れてるとかあり得ないでしょ？流石に僕でも焦ったよー。よく見たら、また怪我してるじゃん、君。治してあげるから、軍医室に来なよ。勿論、Aちゃんがこの国に居ることは、あり得ないことにはならないから！ね、」
「…しんぺい神さん」
いつもふわふわしていた彼も、真剣に向き合ってくれた。
ｰｰｰｰｰ
続きます。
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アイク - ええやん( =＾ω＾) (2020年3月5日 10時) (
レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
*world*(プロフ) - wrwrdコミック買って久しぶりにありかどんの作品見たら色々神作量産してて嬉しさがやばい(語彙力)前垢ログイン出来なくなったか垢また作りやしたぞ (2018年2月18日 12時) (レス) id: ecbf161005 (このIDを非表示/違反報告)
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