#27「男の日記」 ページ27
Aside
.
表紙を開くと、そこには『研究日記』と書かれていた。
『なんだろう…これ、』
ぱら、と開くと文章が綴られていた。
『6月4日
この国に所属することが決定した。
僕は今日から軍用の兵器作りに励もうと思う
科学というものは全てを解決してしまう
実に素晴らしい』
『6月4日から始まっている…かなり、最近なのかな』
『6月7日
試作ミサイルが完成した。
国王はどうやら我々国との関係が崩れてきたことに不満を持っているようだった
国王は我々国の領土、財産を狙っているらしい
個人的にあの王は、行動に出やすいタイプだと推測した。
これが何の役にたつかはわからないが記しておく』
私が隣国に所属する前から隣国と我々国は接していたようだった。
後をまだ読みたかったが、足音が聞こえたので慌てて元に戻した。
ｶﾞﾁｬ
『ただいま、いい子にしてたかい？』
『あ…、…はい。』
『そう。国王が君の事を歓迎してくれるらしいから、今日の晩御飯はご馳走だよ』
『そうなの？』
『あぁ、そうだよ。だから、夜になったら僕が国王のところに連れていってあげるね』
『…貴方は食べないの？』
『僕はね、研究で忙しいから此方で適当に済ますよ。』
そう言うと、机に向かって作業し始めたから、私も何も言わなかった。
夜中、お腹のあたりがキツくなりながら部屋に戻った。
国王からは、この国の歴史や施設やらの説明を受けたが、正直何も頭に入っていない。ただ、晩御飯が美味しかったのは覚えている。
部屋に入ると、あの男は居なかった。
きっと、外食にでも行ったのだろう。
…いや、適当に済ますと言っていたから違うか。きっと用事が出来たのだろう。そう思っていた。
日記の続きが読みたくなり、ぱらぱらとめくると、今日の日付が目に入った。
『…何、これ…』
それは、私と私の過去の事についてだった。
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アイク - ええやん( =＾ω＾) (2020年3月5日 10時) (
レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
*world*(プロフ) - wrwrdコミック買って久しぶりにありかどんの作品見たら色々神作量産してて嬉しさがやばい(語彙力)前垢ログイン出来なくなったか垢また作りやしたぞ (2018年2月18日 12時) (レス) id: ecbf161005 (このIDを非表示/違反報告)
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