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結局、Aちゃんの歴史の教科書を持ちながら、数学の授業を受けた。
「うっちーなんでずっと歴史持ってんの、笑」
「これえ？借りちゃった！」
授業終わりに檜山に笑われて、
教科書にあるAちゃんの名前を見せた。
「いやなんで歴史なの、笑」
「それはミスった」
「やばいね」
今から返しにいってくる！と言って、Aちゃんの元へと。
…また深田といる、
湧もいるけど、
それは席が近いからで、深田は近くないのに。
廊下にいても気付く様子がないから、教室にズカズカと入って、
湧「あ、颯太じゃん」
颯「Aちゃんこれ、ありがとう」
「あ、どういたしまして！」
颯「あのね、中確認しといて？」
「え、いいよ、私のとこの先生教科書使わないんだよね」
颯「いやそうじゃなくて…」
教科書使わないとか聞いてない、
完全に失敗したかもしれない、
湧「あ！颯太落書きしただろ！」
颯「や、落書きはしてない！」
「んー、なんかわかんないけど、また貸したげるね」
そうやって笑って、
ロッカーに片付けに行ってしまった。
俺が教科書に挟んでおいた、
【好きです】のメモを見ることなく。
深「…うっちーくん何したん？笑」
颯「ふかだうるさい」
深「なんでよ、笑」
湧「まーふかだはうるさいよな」
深「え、俺不憫すぎん？笑」
まだまだ深田の方が一歩上手なんだよなあ、
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ぱぷりか(プロフ) - めめこさん» ありがとうございます！できるだけ毎日更新しようと思うので、お時間のあるときにぜひ覗きに来てください、 (2020年9月22日 0時) (
レス) id: 478f2788a1 (このIDを非表示/違反報告)
めめこ - お話楽しみにしてます！！更新頑張って下さい！！ (2020年9月21日 15時) (レス) id: 2eb1e8c680 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぷりか | 作成日時：2020年9月21日 13時
