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__Your side
放課後の図書委員の当番。
湧ちゃんには先に行ってて！と言われて、一人で図書室のカウンターに座る。
一人だと考えるのは、光成のこと、
ずっと隣にいるもんだと思ってたなあ。
今考えれば、約束とかそんなのしてなくて、勝手に一人でそう思ってるだけだった。
好きだったんだけどなあ、
「ごめん！おそくなっちゃった！」
「え、颯太くん？」
「ん？わくの代わりだよ〜？」
かなり遅れてやってきたのは、湧ちゃんではなくて颯太くんだった、
どうやらサボりたい湧ちゃんに押し付けられたっぽい。
「湧ちゃんに明日怒っとくね」
「んーん！おれがきたかったの！」
「えー、この当番めんどくさいよ？笑」
いーの！とヘラヘラ笑う彼。
落ち着くんだよなあ、この笑顔。
「…おもったより大丈夫そうでよかった、」
頭に手をぽん、って。
そうされると心に留めてた言葉が溢れてくる、
「…、光成もひどいよね、」
「うん、」
「好きな人いるなら教えてくれてもよかったのに、」
「そうだね、」
「彼女できたのはあっちなのに、悲しそうな顔してさ、ほんと、狡い…っ」
悲しいの、苦しいの、
胸をぎゅっと握られてるような、
ぽっかり心に穴が開いたような、
でも颯太くんの前で泣いちゃダメだ。
これ以上に話すと泣きそうで、口をぎゅっと噤んだ。
「おしまい？すっきりするまで聞いてあげるよ？」
「…ふふ、ありがと、」
だけど今はもう少しだけ、彼の優しさに甘えていよう。
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ぱぷりか(プロフ) - めめこさん» ありがとうございます！できるだけ毎日更新しようと思うので、お時間のあるときにぜひ覗きに来てください、 (2020年9月22日 0時) (
レス) id: 478f2788a1 (このIDを非表示/違反報告)
めめこ - お話楽しみにしてます！！更新頑張って下さい！！ (2020年9月21日 15時) (レス) id: 2eb1e8c680 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぷりか | 作成日時：2020年9月21日 13時
