４５ ページ47
この人、気づいてる？
え「何？ｗｗおいでよ」
知ってるならいいかな、なんて思いが芽生える。
『座るだけでいい？』
え「ん、いいよ」
大人しくエイジ君の膝に座る。
『重いでしょ、ごめん』
え「こっち向いて」
『やだ』
え「いいからこっち向けって」
『無理』
エイジ君が向かい合わせにする。
俯いて顔を隠す。
エイジ君の手が腰にまわる。
とん、とエイジ君が私の肩に顔を埋める。
『エイジ君？///』
え「暑い」
『なら離れるよ』
え「いや、ここにいろ」
『座ってるだけでいいって言ったじゃん』
え「座ってるだけだろ」
『エイジ君、どうしたの？何かあった？』
え「、、いいことあった、、」
『どんな事？』
え「俺さ、好きな奴がいるんだけどさ」
『Oh、、それで？』
え「そいつが俺の事好きだって。
しかもさ、俺に言ってくれたんだ」
一瞬、自分ではないか、という思いがよぎる。
そしてすぐにその思いを消した。
そんな訳がない。
まいちゃんだ。
そうだったのか、そうか、うん、そうか。
『良かったね。教えてくれてありがとう』
ちゃんと嬉しいと思える。
今の笑みは本当の笑み。
だからきっと気づいた私の気持ちも疑うはず。
だったらそれでいい。
私が願ったこと、それが叶うんだ。
まいちゃんとエイジ君が幸せになること。
『何でエイジ君は私と一緒にいてくれるの？』
え「何、急に」
『だって、好きな人と幸せになれるのに。
私だったら飛び出してその人のところに行くのに』
え「、、るから」
『何？』
え「今いるから」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暇 - ホワイトティーさん» ありがとうございます！嬉しいです、頑張りまする (2019年9月27日 17時) (
レス) id: 792e13e06c (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトティー - 初見です！内容がめっちゃ好きです！！これからも楽しみに読ませてもらいますね！ (2019年9月27日 1時) (レス) id: d142de45b5 (このIDを非表示/違反報告)
暇 - ふむさん» ありがとうございます。気を付けます。アドバイス、ありがとうございます (2019年9月16日 8時) (レス) id: 792e13e06c (このIDを非表示/違反報告)
ふむ - 文を改行してくれると読みやすいと思います。 (2019年9月16日 0時) (レス) id: 16fda0fde4 (このIDを非表示/違反報告)
暇 - かなとさん» ごめんなさい、気づきませんでした。ご指摘、ありがとうございます。これからもお願いします。 (2019年9月15日 22時) (レス) id: 792e13e06c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：暇な洋介 | 作成日時：2019年9月14日 20時
