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今日はずっとエイジ君と話していた。
 『、、夕方になっちゃったね』
 え「そうだな」
西日に照らされたエイジ君の横顔。
息をのむほど綺麗で、思わず見とれる。
 え「何、そんな見られると恥ずいんだけど」
 『あ、ごめん。なんもない』
パッと視線を外す。
 え「教えてよ、隠し事なんてすんなよ、、」

 『え、、』
慌ててエイジ君を見るとエイジ君は私を見つめていた。
その瞳は儚く揺れていて。
 『どうしたの、なんでそんな悲しそうな顔するの?』
 え「お前、呼び出されて何言われてんだよ」
エイジ君は聞かれたくない事を聞いてくる。
私が無意識に出したSOSに真っ先に気づいてくれるから。
 『あは、何って告白だよ』
そんなわけない。
私は今日まで告白された試しが無かった。
康太君を除いて。
 え「ほんとかよ、、」
エイジ君の眉が下がる。
多分、エイジ君がこんなに弱弱しいのは
私に気を使っての事だろう。
 『ほんとだよ、何でそう思うの?』
 え「、、、」
 『エイジ君?』
 え「Aさ、気づいてる?
 図星を突かれるとあは、って笑うの。
 他の奴らだったら流せるくせに。
 何で俺らだと嘘つけないんだよ。
 どうせ、気ぃ使ってんだろ?」
 『、、そんな、こと、無いよ?』
笑って言おうと思ったのに頬が言うことを聞かない。
 え「泣きそうな顔して、説得力なんかないから」
エイジ君も泣きそうな顔をしている。
 『ごめんね』
 え「何でお前が謝るんだよ」
エイジ君たちを支えるって決めたのに。
私はエイジ君を悲しませてしまった。
 『情けな、、、』
 え「は?」

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- ホワイトティーさん» ありがとうございます!嬉しいです、頑張りまする (2019年9月27日 17時) (レス) id: 792e13e06c (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトティー - 初見です!内容がめっちゃ好きです!!これからも楽しみに読ませてもらいますね! (2019年9月27日 1時) (レス) id: d142de45b5 (このIDを非表示/違反報告)
- ふむさん» ありがとうございます。気を付けます。アドバイス、ありがとうございます (2019年9月16日 8時) (レス) id: 792e13e06c (このIDを非表示/違反報告)
ふむ - 文を改行してくれると読みやすいと思います。 (2019年9月16日 0時) (レス) id: 16fda0fde4 (このIDを非表示/違反報告)
- かなとさん» ごめんなさい、気づきませんでした。ご指摘、ありがとうございます。これからもお願いします。 (2019年9月15日 22時) (レス) id: 792e13e06c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暇な洋介 | 作成日時:2019年9月14日 20時

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