頼れる幼馴染(赤)

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エイジ君が起きてから朝食を済ませてリビングで過ごす。
　『ねぇ、エイジ君』
　え「ん？」
　『お家デートって何するの？』
　え「あー」
エイジ君はスマホから天井へと視線を移した。
　え「なんだろ」
　『じゃあ、恋人は何するの？』
　え「は？」
エイジ君の視線が私に移る。
　え「どういうこと？」
　『え？だって、デートって恋人同士でするものでしょ？
　だったら恋人が何するか知れればいい訳じゃない？』
　え「デートぐらいカップルじゃなくてもするでしょ」
カップルじゃなくてもする？
じゃあ、特別な人とするお出かけは何と呼ぶのか。
　『お家デートって私たち、家にいるだけだよ？
　エイジ君の得になってる？』
　え「そうやって言うんだったら、らしい事する？
　 していいならするけど」
　『何するの？』
　え「して良いの？つーか、してくれんの？」
　『え、何？別にいいけど、何するの？』
混乱しながらそう言うとエイジ君は
机にスマホを置いて私の正面に立った。
　『ん？』
　え「今日一日、俺の彼女ね」
　『え、、あ、はい、』
改めて言われると恥ずかしい。
　え「じゃあ彼女さんは、俺に甘えてください」
　『ん？甘える？何で？』
　え「俺がそうして欲しい気分だから」
　『どうやって？』
　え「にゃんにゃんして」
　『え、ねぇ、やだ。無理、出来ない。
　深夜テンションでもないのに』
　え「じゃあAは何したい？」
　『何かなぁ、エイジ君としたいことでしょ？』
　え「んーん、彼氏としたいこと」
　『彼氏か、、壁ドン』
　え「え、あ、うん、」
頷いたエイジ君をよくある構図に立たせる。
ドンッ

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