File137 ~工藤家と買い物~ ページ40
ある日、約束してた待ち合わせ場所に来ると二人は待っていた
『有希子ママ〜!優作パパ〜!!』
「日和ちゃーん!!久しぶりね!今日はたっくさん買い物するよー!」
私が見えた瞬間有希子ママは突進してくるように抱きついて来た
やれやれとした顔で優作パパが来た
「こら有希子…日和ちゃんが苦しそうだろ?日和ちゃんこっちに」
有希子ママから私を引っ張り出した優作パパ
「優ちゃん、日和ちゃんとらないでよ」
あれれーおかしいぞー
このままだと喧嘩が始まってしまうので
『早く買い物行こうよ…楽しみにしてたんだから…』
優作パパと有希子ママの手を繋いで歩いていく
午前中は有希子ママに服屋さんに連れて行かれ着せ替え人形と化していた
お昼を食べ終えた後は優作パパの番だと有希子ママが言ったので、優作パパと書店をまわった
おやつを食べている時に有希子ママに聞かれた
「日和ちゃんは好きな子いないの?新ちゃんは蘭ちゃんのこと大好きじゃない?最初は日和ちゃんのことが好きなのかなーって思ってたけど」
「新一はずっと蘭くんが好きだっただろう…日和のことは兄妹かのように接していたし」
「あら、そうだったの?んでどうなのよ…?」
『んー、特に??』
「今住まわせてもらってる人どうなの?あ、もしかしてヒロ君?」
『ヒロ兄はお兄ちゃんだしなぁ…透君はパパ変わりだよ?』
「優ちゃん…」
有希子ママは優作パパの名前を呼んだ
「まぁ、まだ時間がかかるんだろう…」
優作パパは私の頭を撫でた
「何か進展があったら連絡してよね!!」
最後に少しだけ買い物をして解散となった
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作者名:小日向そーご | 作成日時:2020年9月24日 20時