File134 ページ37
「まあ、ここから先はFBIに任せて、あなた達はビートルで家に帰るように…。この子らは借りていくけどね!」
「じゃが、車もなしにどうやって追跡を?」
「
「じゃあ博士!おっちゃんと蘭を頼む!うまい事博士ん家に呼んで匿ってくれ!」
『わたしからも頼みます』
「念のために私達の仲間を二、三人張り込ませておくから…」
「わかってるでしょうけど…あなたの第一目的は発信器と盗聴器の回収よ!妙な好奇心と正義感で躊躇してたら、何もかも失ってしまうわよ!!日和も…」
『わかってるよ______』
「ああ…わかってるよ…」
『うわ!!(早くしろと言わんばかりの着信が)また後で!!』
「おい!!」
「いきましょう」
新一side
「ホ______スプリンクラーを撃ち抜いて雨だと思わせ…標的の人物はもちろん、周りにいる人達にも傘を差させて狙撃を阻んだのか…さすが君が一目置いてる少年だ…
「ああ…彼はジェイムズ!一度会った事あるわよね?」
「君とはパンダカー以来だね…あの時は助かったよ…」
このオッサンもFBIだったわけか…。ん?ならあいつ
『ねえ、日和のことも知ってるよね?』
「知ってるとも…小さい頃から親のあれでね…あの時は隠していて欲しいと頼んだから」
知ってて教えなかったわけね…
「そういえば
「ああ…赤井くんなら私も探しているところだよ…この状況は彼に説明したんだろ?」
「ええ…この子が取り付けた発信器と盗聴器のことも…そうしたら電話口で…」
「そうか…」
「____って答えたっきり、音信不通になってしまって」
盗聴器から会話が聞こえて来た
「しっ!」
どうやら組織は杯戸公園での狙撃が失敗した時のために第二の暗殺計画を用意していたようで、16時頃に「ベインB」という場所で土門を狙撃するつもりらしい。
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作者名:小日向そーご | 作成日時:2020年9月24日 20時