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確か零さんの膝でホームズ読んでたはずなんだけど、いつの間にか寝てたな;
新ちゃんから電話?
コナンを人質にして逃走したベルモットは森の中であの方と連絡をとっていた。
あの方にメールを送った後は連れてきたコナンの処遇をどうしようか考えた。
その時、何気なしにコナンに触れたベルモットはある事に気づき、刃物を使って彼の服を切り裂く。
そこで目にしたのは、コナンの身体に取り付けられていた心電図モニターの電極でテレメーターの録音機に繋がれていた。
思わずそのコードを引き抜こうとするベルモットだったが、突然「止めときな…」と麻酔から覚めたコナンの制止が入る。
そのコードを引き抜くとベルモットが打ったメールアドレスが判明する仕掛けになっており、たとえコナンが殺されたとしてもそのアドレスが阿笠の下へ発信されるようになっていた。
コナンはそれを切り札にして、「このアドレスが発信されたくなければボスの所へ連れて行け!」とベルモットに要求、全ての決着をつけようとする。
その気迫に負けを認めたベルモットは、「シェリーは諦めてあげる…」と宣言し、コナンにある賭けを持ちかけた。 するとベルモットの携帯から催眠ガスが噴出し、一気に車内に充満する。
「貴方が先に起きたら私を拘束して警察と一緒に組織に乗り込み、私が先に起きたら…」と、全てを話し終える前にベルモットは次第に意識を失っていき、それと一緒にコナンの意識も失われていった。
その様子を離れたところから聴いていた阿笠は、早くコナンを起こしに行かなければと車を飛ばす。
その時、阿笠の耳に銃声が鳴り響いた。
「まあ俺が連れ去られた後はこんな感じだったよ…
後、ジョディ先生やあの赤井秀一がFBIだってこと俺に教えろよ!!」
『特に聞かれてなかったし?あいつらはビユロウだろ?って』
「確かにそうだけどよ…」
「Aちゃん朝ご飯できたよ!」
『あ、呼ばれてるからまた後で!』
「おい!A!切れちまった」
「(さっきAのこと日和で呼んでなかった…どういう事だ…)」
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作者名:小日向そーご | 作成日時:2020年9月24日 20時