File124 ページ27
「私が貴方に目を付けたのは、貴方が母親の棺の前で言ったセリフ…。胸を高鳴らせて調べたら、見事に一致したわ…。貴方が私の父をジ殺に見せかけて殺した時に…不自然な落ち方をしているのを直そうとしてつかんだ父の眼鏡…。そのレンズに付着した指紋と貴方の指紋がね！」
ジョディの父親を殺害した実行犯だとされているが、その事件が起きたのは聞いた話だと今から20年前。
ベルモットことクリス・ヴィンヤードの年齢は29歳であり、当時事件を起こすには若すぎるしジョディの目撃した光景とも合致しない…
「貴方が母親のシャロン・ヴィンヤードと同一人物だってことがね！！そしてやっと見つけたってわけ…。貴方の逮捕を妨げていたその謎を説明してくれそうな証人を…。」
それが逮捕の妨げとなりFBIは今まで彼女に手を出せなかったようだが、最近になってようやくその謎を説明してくれそうな証人・灰原を見つけ出した事により、ジョディはベルモットの逮捕へ動いたらしい…。
ベルモットが誘い込まれた埠頭にはジョディの仲間が何人も待機していたため、ベルモットの逃げ場はどこにもないと思われた。だが……
ダアン！！
銃声…。どこから…あそこか
車の窓から少しだけ顔を出して位置を確かめた
今のうちならあの人の背後を狙えそう…
車から降りみんなに気づかれないよう気配を殺し銃声がした方へと向かっていく
ボン！！！
窓ガラスが割れてサッカーボールがベルモットの方へと飛んでいった
哀ちゃんの変装を解いて出てきたのは…
「江戸川コナン…探偵だ！！！」
新ちゃんこっわ！！
あれ、こっちに向かって走ってくるあの子…あ、哀ちゃん来ちゃったの！？
とりあえず倒しに…
パンッ
『痛いな…早く倒そ_____』
「何やってるここで…」
『あれ、秀さん？？何でこんなところに…』
「少しな…」
「に、逃げろ灰原！！早くここか…ら…！？」
ベルモットに撃とうとしてた痲酔針が哀ちゃんに気を取られて、ベルモットが新ちゃんに向けて撃った
哀ちゃんが撃たれそうになった…
すると車から誰かが飛び出してきた
ドガッ！ダァン！ダダダ
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作者名：小日向そーご | 作成日時：2020年9月24日 20時
