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その後通り魔は新一達を追ってくる事はなかったが、彼は警察に捕まる前にジ殺を図っていた。
蘭の風邪は一晩寝ると全快したものの、昨夜起きた色々な出来事は忘れてしまっている模様。
その事を有希子はシャロンに電話で伝えるが、その時にシャロンは「私にも天使がいるみたいと蘭に伝えてくれ」と頼んだ。その言葉の真意は分からないが、どうやらシャロンにいい事でもあったらしいと有希子ママは考えていと聞いた。
そういえば、その頃から新ちゃんのことを「恋愛対象」として意識するようになったって言ってたな…。新ちゃんは高校生探偵として謎を解いた二つの目の事件で蘭のハートも射止めたんだ;
高校生になったばかりの時にそういえば会ってた…
あの時はFBIの仕事のことなんて忘れてニューヨークで遊んでたから…;
「おーい、Aちゃん?」
この後は、ベルモットから招待状が届いて…そんで…
「A!!」
『は、はい!!』
集中しすぎて零さんが呼んでるの気づかなかった…
ギギギと首を回すと怒っている零さんが…
「熱が出てるのになんで寝てないで考え事してるのかな?」
『ご、ごめんなさい…』
「はい、寝る!僕は向こうで仕事してるから何かあったら呼んで」
『はーい』
どうするかは新ちゃんと一緒に考えよう…
思い出すのに頭を使いすぎた…眠たい
『ベルモット_______』
降谷side
熱が出てるのになんであんなに集中して考え事をしてたんだ
しかも最後に聞こえた言葉…
「ベルモット_______」
ベルモット…組織とつながっているのか…?
Aは普通の高校生のFBIだと思ったが…なにか隠しているのか…
前にあいつが高校生の時に会ったヒロ兄と呼ばれてた男も気になる
『隠し事多くないか…』
部屋を覗くとぐっすりと眠っていた。
僕もこの仕事を片付けたら休憩するか…
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作者名:小日向そーご | 作成日時:2020年9月24日 20時