鬼 ht ページ23
※流血表現あり
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畑の様子が気になって、外に出た時だった。
「_______________！」
森の方から、叫び声が聞こえる。
ほんの四半刻前までは、その森は平穏だったはずだ。
夜風に吹かれた木々が、僅かにざわめくのみで、獣の声も聞こえず、淡い月光を浴びた森は、静謐という言葉が良く似合うくらいだった。
_____入ったヤツがいるのか…"御影の鬼"が居るあの森に。
"御影の鬼"
この地域に住むものなら誰もが聞いた事がある昔から伝えられてきた御話だ。
夜、森に入ると御影の鬼に喰われ、衣服を残し、跡形もなく姿が消えてしまうと…
まだ生きているかもしれない。
俺は、日本刀を手に持ち、森に入っていった。
鬱蒼とした森は、長らく足を踏み入れる者がいなかったからか、木々が無造作に生えており、
人を探すには最悪の状態だった。
_____一瞬、木々の隙間から人影が見えた
急いで人影の見えた方に向かう。
着いた先に見えたのは、
無邪気な笑顔を浮かべる少女と、その少女に怯えている青年、そして…
もう一人の男の首が、ことりと自分の目の前に落ちる。
一瞬おいて、血潮を噴き上げながら首を失った男の体が、ゆっくりと傾き、横たわった。
大きく広げた右腕を静かに下ろし、少女がゆっくりと青年の方を向く。
肩に届くほどのしなやかな黒髪に、白い肌。
人間離れしているが、人形のように綺麗な顔立ち。
こんな状態でなければ、惚れていたかもしれない。
青年が、恐怖に顔を歪め、静かに後ずさる。
少女の異様な赤い眼が、楽しげに笑う。
『そう逃げるな。別に取って食ったりなどしない。ここに転がっているやつも貴様も不味そうだからな。ただの暇つぶしにすぎん。』
まだ、少女は俺に気づいてないようだった。
今のうちに不意打ちを狙うか…
『まぁ、安心して逝け。』
彼女が青年に向けて腕を伸ばす。
_____今だ！
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どこのバトル漫画かな、これは。
ちゃんと恋愛展開に持ってくから、安心してください！
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藍(プロフ) - つなまぐろ。さん» あら！ごめんなさい、忘れてました。ご指摘ありがとうございますm(*_ _)m今後とも不定期更新だったり失踪したり()しますが何卒よろしくお願いいたします((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘ (2020年5月11日 14時) (
レス) id: 29a1c34cfe (このIDを非表示/違反報告)
つなまぐろ。(プロフ) - オリジナルフラグついたままになってますよー！！頑張ってください！！ (2020年5月8日 21時) (レス) id: ff3cd95158 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - tnさんの死ネタは良きですよね！構想が思い浮かんだらいっぱい書きたいなぁ…と思ってます← (2020年2月25日 22時) (レス) id: 29a1c34cfe (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - tnさんとの死ネタ、でいいのかな？美味しいです、めっちゃもぐもぐできます (2020年2月25日 22時) (レス) id: fa644c1625 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - 沙月さん» そうです！その作者さんの作る曲がすごく好きで…ずっと聴いてます笑こんな駄作者の作る物語が面白いって思ってもらえて嬉しいです。これからも頑張りますね！ (2020年2月20日 17時) (レス) id: 29a1c34cfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍 | 作成日時：2020年2月13日 23時
