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約束 ページ5

「神聖ローマがいなく…?」

伊「うん…でもまた会えるって言ってたから…」

「もしかしてヴェネ兄…デッキブラシあげてないよね?」

伊「?あげたよ〜僕だと思って欲しかったから」

「そっか…」

ヴェネ兄は神聖ローマとさよならしたのにあまり悲しそうじゃ無かった。

『また会えるって言ってたから…』

…そっか…”また会える”か…。

私はギルの事を思い出していた。

ギルは”また”なんて、”会える”なんて言わなかった。

そんな約束さえせずいなくなってしまった。

もしかしたら…ううん、きっと今は国が忙しいだけなんだ。

大丈夫だよ、ギルは強いし…きっと今もどこかで「ケセセッ!」って笑ってるよね。

僕はこの時まさかあんなことになるだなんて思っていなかった。

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作者名:coco | 作成日時:2021年6月30日 18時

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