亡国の話 ページ21
プロイセンside
今から簡単に話すのは俺様が亡国になった経緯だ。
Aに別れを切り出せぬまま別れたあの時。
いや、あの時はおかしいな。あれから少し経った時。
1918年。あの時は第一次世界大戦末期だったな。
ドイツ革命により崩壊。
当時の国王が退位した事でプロイセンが亡国になった。
正確にはヴェルサイユ条約で解体された。
まぁ亡国ってことは国としては亡くなったって事だからお坊ちゃんがAに言ったことはあながち間違いじゃない。
それから第二次世界大戦まではプロイセン州として生きてたんだがな。
戦後まもなく解体。
それから欧州では使う事を避けられてる。
どうやら、プロイセンは【ドイツの軍事主義の担い手】って言われてるんだと。
そりゃプロイセンは元々軍事国家だし言われても仕方ねぇけど…。
俺が何やったって言うんだろうな。
いや、もう過ぎたことだしとやかくは言わねぇけどよ！
それに亡国でも、州が無くても何故か俺様生きてるし！
あれから何年も経つけど見た目変わってねーだろ？
つまり、ある意味国として生きてるよな！
ケセセッ！俺様最強〜！
んな、泣きそうな顔すんなって！
え、いや、マジで泣くなよ！？
独「兄さん！なんでAが泣いてるんだ！！」
げっ、ほらーヴェスト怒ると怖ぇーんだよ…。
とにかく！俺様はここに居るだろ！？
死ねって言われても俺様生きるし！
心配いらねーぜ？
それに、まだヴェストと居たいし、スペインとフランスとバカやってたいし。
イタリアちゃんとイタリアちゃんのお兄様と出会って、Aと再会して愛でたいもんが増えたし。
日本とも久しぶりに会えたしな！
簡単に死ぬもんか。
出会いがあれば必ず別れがあるって言うけど俺様はまだこの出会いに別れなんか告げねーぜ？
なんてったってそれがこの俺！プロイセンだからな！
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
色々プロイセン王国について調べた結果こうなりました。
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作者名：coco | 作成日時：2021年6月30日 18時
