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プロイセンとの出会い ページ3

それからオーストリアさんの家に行った僕とヴェネ兄。

そこで渡されたのはワンピースにフリルの着いたエプロン。

「…僕はわかるけどなんでヴェネ兄もなんですか?」

墺「あなた達は女の子でしょう?いつまでも見窄らしい格好をしないでそれを着ていなさい。お馬鹿さんが」

伊「ヴェェ…僕は男の子だよぉ…」

墺「どう見ても女の子でしょう。つべこべ言わずに着ていなさい」

「「ヴェェ…/うにゃぁ…」」

──数日後。

ヴェネ兄はお友達ができたって言ってた。

確か【神聖ローマ】って男の子。

僕は会ったことない。でもヴェネ兄が毎日楽しそうだから悪い人じゃないのかなって思う。

ヴェネ兄に構って欲しいけど仕方がないよね。

そう思いながら僕は少し離れた花畑に座って本を読む。

少しすると足音。

誰だろう。後ろを振り向くと白いマントに白い服。黒の十字架が書かれた服を着て、銀髪に赤い目をした男の子だった。

?「お前誰だ?」

「あ、僕はA。君は?」

?「俺様はプロイセン!ギルって呼んでくれ!よろしくだゼ!」

そう言ってケセセッ!っと笑うギル。

僕にもオーストリアに来て初めて知り合いができた。

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作者名:coco | 作成日時:2021年6月30日 18時

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