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翌日。今日は晴天、雲一つも見えない。こんな日は何処かへ散歩に行くのがいいだろう。だか原稿に追われている俺はポアロでパソコンを開いて必死に原稿を仕上げている。
ラストパートなので一旦アイスコーヒーでも飲んで落ち着こうと思ったら、どうやらいつの間にか飲みきってしまっていたらしい。
『…すみません、アイスコーヒーお代わりお願いします』
近くにいた梓さんに言ったはずなのだが、何故か梓さんよりも遠いところにいた安室さんが「アイスコーヒーのお代わりですね、有難う御座います」と言って反応した。彼は地獄耳なのだろうか。
梓さんはとてもニヤニヤとした顔でこっちを見ていた。
『なににやにやしてるんですか、梓さん』
「いやぁ、愛されてるなぁと思いまして…」
何故と首を傾げると
「だって安室さん何回もチラチラとAさんのこと見てましたよ?」
「気づきませんでした?」と言って梓さんはまたニヤニヤと笑い出した。チラチラとみていると言う安室さんの方に目をやるとバッチリ目が合った。
すると安室さんは少し頬を赤くして目をそらした。乙女かよ。
『なんでもいいですけど、ニヤニヤしてないで早くアイスコーヒー下さいよ梓さん』
「はーい、あ、ちゃんと安室さんに作らせて持って行かせるんで安心してくださいね」
何に安心しろと…そう思いながら俺はまた目の前のパソコンを見て誤字脱字が無いか見る。
ボケーッと見ていると「お待たせしました、アイスコーヒーです」と言って安室さんが来た。
『あ、有難う御座います』
梓さんマジで安室さんで出してきやがった…!まあ、別にいいけど…。アイスコーヒーを飲みながらそう思ってると、何故か安室さんが俺の目の前の席に座った。
『…なんですか』
「…いや、綺麗だなぁと思いまして」
『…親譲りですからね』
「あー、工藤有希子さんと工藤優作さんの長男ですもんね。」
『まあ…ね』
んで?なんでここに座ってるの?と問い掛けるとあ、そうでした。今度の日曜日暇ですか?と首を傾げながら聞かれたので、特に用事はないので暇ですが。と伝えた。
「では、そのまま日曜日は開けといてください」
『分かりました。何時にどこで待ってればいいですか?』
「では、午前10時、米花公園で待ち合わせを」
『了解です。』
日曜日は開けといてくださいということは多分デートのお誘いだと勝手に決め付ける。何故かちょっとだけワクワクしながらまた仕事に手をつけた。
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紅月遼(プロフ) - フィズさん» 応援ありがとうございます。更新は遅いですが頑張って進めますので此からも宜しくお願いいたします。 (2017年4月13日 23時) (レス) id: 8f705f234b (このIDを非表示/違反報告)
フィズ - とっても面白いです。これからも応援しています。頑張ってください。 (2017年4月3日 13時) (レス) id: 7c8bb901a3 (このIDを非表示/違反報告)
紅月遼(プロフ) - 堕天使魔夜降臨さん» 更新がいつも遅くてすみません。別に書かないという訳では無いので安心してください。笑 ただこちらにも都合があるので気長に更新されるのを待ってくださると嬉しいです。 (2016年12月21日 20時) (レス) id: 8f705f234b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - もう、かかないんですか? (2016年12月21日 20時) (レス) id: 481bf25f82 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - 続きが読みたい (2016年12月17日 11時) (レス) id: 315b75c551 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅月遼 | 作成日時:2016年6月28日 13時