10.000hit記念番外編 ケモ耳と尻尾が生えた 1 ページ15
※安室さんとはもう付き合ってる設定
鳥のさえずりが聞こえる。その鳴き声を聞いて起きるのはいつものことだが、妙に鳴き声が大きく聞こえるような気がする。
それだけではない。普段あまり聞こえない昴さんが料理してる音も車が通る音も大きく聞こえる。
『うるさい…一体にゃんなの…あ゙?』
頭をガシガシと掻いてると手に何かが引っかかった。まるで動物の耳のようなふさふさしたものが俺の頭からでている。
『にゃ、にゃにこれ…か、鏡…洗面所…!』
バタバタと一階に降りて洗面所に行くと鏡に写っていたのは猫らしき耳を生やした俺の顔だった。
『はぁぁぁぁぁぁあ!?にゃんじゃこりゃぁぁぁぁぁあ!?!?』
「
後ろから昴さんが話しかけてきた。自分はギギギギ…とロボットの様に後ろを振り向いてわからないと言った。突然朝起きたら猫耳が生えていた。しかも尻尾まで!一体これはどうしたのだと聞きたいのは自分の方だ
『一体これどうすればいいんですか…昴さぁん…』
「その、僕に聞かれてもなんとも…」
『ですよね…これじゃ外に出られない…』
「…ふむ、外に出たいのでしたら、パーカーを着てフードで隠したらどうでしょうか。尻尾は…服の下に隠してみては?それよりも朝ごはんできたので早く食べちゃいましょうか、冷めては美味しくないので」
『はーい…』
とぼとぼと歩きながらリビングに入り、ソファーに腰掛けるとテーブルに料理が置かれる。頂きますと言って箸を取りご飯を口に運ぶ。
『美味しいです。本当に最近料理をし始めた人の料理とは思えないですよ』
「それは良かったです。…あの、その耳と尻尾は本物ですか?」
『本物じゃないと信じたいです。』
正直いって誰かがこの家に侵入して俺の頭と腰に猫耳カチューシャと尻尾を着けたと思いたい。ゆらゆら動いたりピコピコと動いてるのは幻覚だと信じたい。 "な"がうまく発音できないのはただ寝ぼけてるだけだと思いたい
その後は普通にご飯を食べてご馳走様でしたと言って皿を冷やして、部屋に戻りポアロに行く用意をした
『えっと、Tシャツとパーカーとズボンはーっと…あったあった…』
パジャマからパーカーにきがえて財布とパソコンが入った鞄を持ってポアロへとむかった。
勿論、耳と尻尾は隠して。
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紅月遼(プロフ) - フィズさん» 応援ありがとうございます。更新は遅いですが頑張って進めますので此からも宜しくお願いいたします。 (2017年4月13日 23時) (レス) id: 8f705f234b (このIDを非表示/違反報告)
フィズ - とっても面白いです。これからも応援しています。頑張ってください。 (2017年4月3日 13時) (レス) id: 7c8bb901a3 (このIDを非表示/違反報告)
紅月遼(プロフ) - 堕天使魔夜降臨さん» 更新がいつも遅くてすみません。別に書かないという訳では無いので安心してください。笑 ただこちらにも都合があるので気長に更新されるのを待ってくださると嬉しいです。 (2016年12月21日 20時) (レス) id: 8f705f234b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - もう、かかないんですか? (2016年12月21日 20時) (レス) id: 481bf25f82 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - 続きが読みたい (2016年12月17日 11時) (レス) id: 315b75c551 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅月遼 | 作成日時:2016年6月28日 13時