第26話 ページ30
.
ああ、もう、なんで、こんなことに。
今日ほどに自分の苗字を恨んだ日はない。
思った通り私の座席は窓際だった。そこはいいのだ。私が今考えているのは、
何 で 前 が
どうやらあの試験の時のメガネ君と口論していた気の強そうな彼は”爆豪勝己”という名前らしく、頭文字は”ば”らしい。
あいうえお順で考えれば、間に誰もいない以上”ま”の私が彼のちょうど後ろというわけだ。
現に今私の前に座っている彼。
いやもうなんで！？なんで間に誰もいないの！？日向とかいないの！？堀之内とかいないの！？もう私さっきから胃が痛すぎて辛いんだけど！！
泣いていいものなら泣きたい。絶対私いつかこの人に殺される。あああさよなら私の高校ライフ………
「おいテメエ！！クソモブ女！！」
「ﾊｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ亻ｯ!!!!!」
あ、つい勢いで立ってしまった。
え、あ、クソモブ女ってあたし？あたす？あたすのことっすか？
どうやら私の事で合っていたようで、目の前の彼と目が合った。いや、近くで見るとホントすごいな。なんかもう、THE 名が体を表しているって感じだ。
「さっきからうるせえんだよ！！うるせえオーラ出しやがって、文句があんならぶっ殺すぞ！？」
「」
”文句があるならぶっ殺すぞ”って……パワーワード過ぎねぇ？それもう聞いてないじゃん。
「あぁ！？」
「あ、しまったつい口に出してしまった」
オワター
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海老(プロフ) - マリさん» ありがとうございます！明日でテストが終わるので、これからどんどん更新していこうと思います。楽しみにしていてくださると幸いです(*^^*) (2018年9月5日 0時) (
レス) id: d79671d04f (このIDを非表示/違反報告)
マリ(プロフ) - とても面白いです！今後の展開楽しみにしています！ (2018年9月4日 23時) (レス) id: 8381fae561 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海老 | 作成日時：2018年9月1日 20時
