第15話 ページ19
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「(は…………
は！！？？？？は！？？は！？？はっ？？？)」
状況を把握するのにワンテンポ遅れたのか、やっと高鳴りだした私の心臓。胸のあたりが苦しい。小さく聞こえる彼の吐息が耳を擽って、今にも弾け飛びそうだ。何よりも、好きな人が自分に身を預けてくれている。その事実が、何よりの爆弾。
「(え、何この状況、何！？轟君が？私の右肩に？頭を乗せていらっしゃる？その美しく尊いお顔が！？？私の肩に預けられている！？？ちょっと待ってもし傷なんか付けたら私即切腹、なんならギロチン！！！つーか、こんな少女漫画でしか見たことないようなシナリオが、今私に起こっていると！？？はっ！？は！？ハア！？！？？)」
ファァァァァという神々しい音楽と共に今にも天に昇りそうな私には目もくれず、事の発端である彼は、無責任に言った。
「…………悪ぃな、………こうしてねえと……」
駄目なんだよ。
「…ぐっっっはァ
(駄目なんだよって何！？？駄目人間になるってこと！？？ダメダメの焦凍さん！？？何そのコップのフチ子さんみたいなやつ！！てかだったらもう駄目人間にでも何でもなってくれ！！そろそろ私の心臓がはち切れそうだ！！あああ、でもこんな美味しい状況終わらせていいわけもない……！！あああ轟君可愛すぎるよ、カッコ良さもあって可愛さもあるってどういうこと！？？何！？全国の女子を殺すために生まれてきたのか君は！！そうなのか！？？そうなのかショオウトォォォォォォォォォォ)」
ん、でも駄目になるって…、もしかして、どこが具合が悪いところでもあるのだろうか。
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海老(プロフ) - マリさん» ありがとうございます！明日でテストが終わるので、これからどんどん更新していこうと思います。楽しみにしていてくださると幸いです(*^^*) (2018年9月5日 0時) (
レス) id: d79671d04f (このIDを非表示/違反報告)
マリ(プロフ) - とても面白いです！今後の展開楽しみにしています！ (2018年9月4日 23時) (レス) id: 8381fae561 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海老 | 作成日時：2018年9月1日 20時
