第12話 ページ16
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案内の紙や看板を辿ればきっと着ける。そう考えていた数分前の私に言ってやりたい。
「(んなこと出来るわけねえだろバカが！！！！)」
雄英の広さを甘く見ていた。普通の学校とは違うのだ。校内を知りもしない奴が、そう簡単に目的地に辿り着けるほど単純な構造じゃない。
こうなったら、なんとか先生を見つけて直談判するしかない。もう日も暮れてきているし、そろそろ帰らないと両親が心配するだろう。
そう考えると、まるでそのことを知っていたかのように奥からマイク先生が現れた。彼はエスパーか何かなのだろうか。とにかく、見つかったなら話は早い。
「マイク先生！、」
「ん？なんだ、受験生か？試験はとっくに終わってんぞー」
「試験は終わりました。あの、質問したいことがありまして…少しお時間頂けますか？」
「ふ〜ん…、イイネイイネ！なんでも聞いてみな受験生ガール！！」
「ありがとうございます！あの、私試験会場Cで演習試験を行っていた瞬Aなんですが、ご存知ですか？」
「…んー？俺っち、目が沢山あるわけじゃないんでね、名前と顔見てもそいつが誰なのか分かんないのよ」
そりゃそうだ。あれだけ大勢の受験生の、顔と名前を覚えているなんていくらなんでも無理だ。流石にあんだけ派手に仮想ヴィランぶっ壊してた奴の名前くらい覚えてるかなと思ったんだけど……。やっぱり、他の演習会場にもいたのかな、そういう人。
「じゃあ、試験会場Cの受験者の中で、怪我をした人がどれくらいいたかご存知ですか？」
「あ〜、それなら知ってるぜ！今年はやたら怪我した奴が多くてよお、しかもそいつらのほとんどが試験会場Cの奴らだったんだ！
なんでも、空中から仮想ヴィラン落としまくってくる奴がいたらしいぜ。どいつもさほど大きい怪我はしてなかったけど、危機一髪だったっぽいな」
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海老(プロフ) - マリさん» ありがとうございます！明日でテストが終わるので、これからどんどん更新していこうと思います。楽しみにしていてくださると幸いです(*^^*) (2018年9月5日 0時) (
レス) id: d79671d04f (このIDを非表示/違反報告)
マリ(プロフ) - とても面白いです！今後の展開楽しみにしています！ (2018年9月4日 23時) (レス) id: 8381fae561 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海老 | 作成日時：2018年9月1日 20時
