検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:622 hit

アンチくん4 ページ5

「うっ、うぅ、うぇああ〜……」


「なんなのその泣き方。落ち着きなって」



現在、一鉄大号泣中。
意味が分からない?奇遇だね私もだよ。
まぁ理由は分かってるんだけれども。

どうしてこんなに号泣しているのか、理由は数分前のこと。



ーーーーーーーーーー



休日。
私は一鉄の家に行った。毎週恒例今週のベスト作品だと思うものを発表し合い、その作品について語り合うという行事を行うために。

一鉄の家のインターホンを押すと、出てきたのは一鉄ではなく一鉄の姉だった。

今日も相変わらず美人である。



「姐ちゃん、おはよう。一鉄いる?」


「沢か、おはよう。弟なら居るけど……今はやめておいた方がいいよ」


「もしかして何かしてるの?全裸で踊ってる?」


「いや違う。何でそう思った」


「ううん、大丈夫。アイツが全裸で踊り出していたって全然何も思わない」


「そんな弟はいらない」



出会い頭に話す話題としては中々にハードなものだが気にしない。


お邪魔します、と言って真っ直ぐ階段を上り、
迷うことなく廊下を歩く。そして一鉄の漫画専用部屋の扉を勢いよく開け放つと、



「おいおいおいおい嘘だろ何で、何で?
あんまりだぜワニ先生

玄弥ぁ…………」



今週のジャ○プを握りしめて暴れ狂う一鉄、もとい
アンチくんが居た。



ーーーーーーーーーー



そして冒頭に戻る。

コイツはやっぱりアンチに向いていない。



「良い奴なんだよ玄弥は、兄弟想いの良い子なんだよおおお……ッ、ゲッホゴッホオエッ」


「荒んでるねぇ。それより早く発表会しよう、新しいの持ってきたから」


「鬼ぃ…悪魔……人殺し……」


「鬼滅だけに?」


「うっせぇ……」



この後めちゃくちゃ発表会した。

アンチくん5→←アンチくん3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:アンチ , 初投稿 , 鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:惰眠の雑食 | 作成日時:2021年3月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。