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そしてあっという間に放課後。
キム・ジョンインとセフンが迎えに来た。
今日は四人で帰るらしい。
駅までの道のりは、私とキム・ジョンインの数メートル先にスジョンとセフンが歩いて帰っていた。
２人は仲良さそうに手を繋いで笑顔で話している。
あれがカップルなんだ。
お互い好きで同士で。
それに比べて何なんだろうこの関係は。
一言も会話のない状態で歩き続けるだけ。
キム・ジョンインはケータイを触っているし。
最初は何とも思っていなかったはずなのに、この関係性に疑問を持つようになった。
''なぜ私達は付き合っているの？''
嘘の恋人の関係である理由。
慰謝料の代わりとか、普通理解出来るわけがない。
聞けばいいのに、聞けない。
何だか怖くって。
スジョンもセフンも電車通学ではないから、駅に着いてさよならをした。
電車はすぐに来て、空いている席に座る。
私はいつの間にか寝てしまったようだ。
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作者名：らいおん | 作成日時：2015年8月6日 16時
