美男美女は忙しい。 (ページ4)

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教室に戻ると周りの視線はすごくて、疲れがどっと溢れてくる。

まぁそこまでメンタル弱いわけじゃないけどさぁ…

「授業始めます。」

ジュンミョン先生の掛け声で授業が始まった。

すると後ろから丸まった紙が投げられてきた。

開いてみると、

"放課後カフェ直行。
何があったか全て吐け。"

「はぁ…。」

ため息をついて後ろを振り返ると
ニコニコとスジョンの笑顔が見えた。

睨み返そうとすると、

JM「パク・A。後ろ向いてないでこの問題解いてみろ。」

「は？え、えっと…
わかりません…。」

JM「授業聞いてないからだろ。集中しなさい。」

「は、はい…。」

後ろからクスクスと笑うスジョンの声が聞こえてきたけど、もう怒る気力もなくなった。

今日はとことんツイてない。

＊
＊

SJ「んで？あの後何があったの？
何の話をしたの？」

「も～！全部話すから！近いんだってば！」

机を乗り越える勢いで迫ってきたスジョンをひとまず落ち着かせ、全てを話した。

SJ「え、マジで？」

「マジだっつーの。」

SJ「A、運いいね。」

「どこがよ！？」

SJ「だってあのキム・ジョンインと付き合えるって！」

「私別に好きじゃないし。」

SJ「向こうはわかんないじゃん？」

「いや、どうせ嫌がらせでしょ。」

SJ「まぁせいぜい頑張りな～。話を聞いてれば、かなりＳっぽいし。」

「Ｓっていうか悪魔だって。あれは。」

SJ「さぁ～これから楽しみだな～報告しなさいよ！
どんな些細なことでも！相談に乗るしっ！」

「スジョンの場合ただの興味でしょうよ。」

SJ「あ、バレた～？」

なんて言いながらケーキを頬張るスジョン。

私はくたびれて食べる気力もありませ～ん。

SJ「つかあんた熱は？」

「あれ？そういやもうキツくない。」

SJ「なんじゃそりゃ。」

これもキム・ジョンインパワーか？何て馬鹿なことを考える。

「いや、ないない。」

SJ「1人で何言ってんのよ。」

それからスジョンと少し談笑をして、家に帰った。