美男美女は忙しい。 (ページ3)

今日:9 hit、昨日:1 hit、合計:52,361 hit

[ 3 ] ページ3

そして連れて来られた人の気配のない踊り場。

JI「俺は悪魔ではないよね？」

「あ、それは誠に失礼致しました。」

JI「ふふっ」

何て綺麗に笑うんだろう。
あの悪魔みたいな姿が嘘みたい。

JI「なに？見とれた？」

「は、はぁ！？！？」

JI「あんた可愛い綺麗だって有名だけど中身が素晴らしい程に残念だね。」

褒めてけなすの辞めて欲しいよね。

「そりゃあなたなんぞに比べたら綺麗なんて言葉は私には合わないでしょうね。」

嫌味ったらしくそう言ってやった。

JI「お前言うようになったな。」

あ、出た、悪魔の微笑み
(ネーミングセンス皆無)

JI「俺は３組キム・ジョンイン
お前は２組。」

「え、うんそうだけど。」

JI「名前はパク・Aだな？」

「え、うんそうだけど」

JI「今日から俺の彼女だ。」

「え、うん…えぇ！？」

JI「よし決まり。
んじゃ、よろしく。
と言うことでケータイ貸せ。」

「ちょっと待ってよ！
何で私があんたの彼女になんかならなきゃいけないのよ！」

JI「そこら辺の女はそれを願ってるけどな。」

何だこいつ自意識過剰なの？

「私はそうじゃないから嫌だ。」

JI「俺を襲っといて良くそんな口が聞けるなぁ？」

「い、いやあれは襲うっていうか何ていうか…
じ、事故だし！」

JI「んじゃあその慰謝料を金じゃなくて俺の彼女になるっていうことで許してやるよ。」

許してやるって…

JI「お前に損はないはずだけど。」

何なんだその自信は。

JI「どうする？
俺がお前からキスされたこと、被害者として喚けばそこら辺の女子共は全てお前の敵になるだろうな。」

「は、はぁ！？」

正気なの！？

JI「だーから、彼女になればそんなことしねぇって。」

あーやばい天使スマイルだ。

私はそれにやられたのか、
いつの間にやら
「わ、わかった…。」

と答えていて、
気付けばケータイには、
キム・ジョンインと言う名前が登録されていた。