寂しがりhkin ページ33
八乙女side
裕「光くんといのちゃんってなんで話さないの?」
大「それは俺も思ってた」
楽屋の隅の方でたかきと楽しそうに話すいのちゃんを横目に2人が俺に聞いてきた
光「しらん」
確かに付き合ってからみんなの前で話すことは少なくなった。意識して話さない訳では無いから自然とそうなったのはお互いわかってる
でも、ごく稀に違う時がある
裕「あれ?」
大「どした?」
裕「あれ」
そう○○が指さす先には俺達が
光「え?」
その視線に気づいた俺は○○と目が合う
大「あら」
そう、今日はいのちゃんが俺の隣にいるんだ
ひとつのソファーを2人で
裕「こんなことなかなかないよね!?」
とテンションの上がった○○は咄嗟にカメラを持ち出してパシャパシャと恥ずかしいほどに俺らを撮る
いのちゃんはと言うと、誰とも話さず、ずっと携帯を見ている
定期的にあるんだ、
こーゆう日が
いのちゃんは、1人でいるのも好きだけど、それ以上に人と一緒にいるのが好きなんだ
いのちゃんが上京して半年くらいたった時、初めて来たその日
慧『ごめん、俺もこんなになったの初めてで』
ってリハ終わりに二人きりの楽屋で泣きついてきた
家族が大好きなのに、上京しなきゃいけない。本当は一人暮らしなんかしたくないのに、
そう言ってずっと泣いてた
要するに、人の何倍も寂しがり屋なんだ。寂しくて死んでしまううさぎのように、
慧「ひかる」
光「ん?」
慧「ごめん」
そして、寂しいけど罪悪感は痛いほどにあるのか毎回こうやって謝ってくる
光「ふふふ」
ニコって笑って、最初のあの時みたいに手を握れば、みんないるからって振り払われる
光「ちょっと、トイレ行くけど」
慧「俺も行く」
裕「いのちゃんがこんなに光くんにデレデレなの初めて見た」
メンバーの前でこの日が来ることはなかったから、みんなはもちろん付き合いの長い薮も驚いている
やっときた
いのちゃんは俺のものだ
俺のことを誰よりも信用してる
ってみんなに言える時
俺が楽屋を出るのと一緒に俺の服の裾を掴みながら斜め後ろを歩いてくる
下を向いてドンヨリという擬音がぴったりなくらいのオーラを身にまとったいのちゃんを、トイレに入ってから抱きしめた
慧「ちょ」
光「大丈夫だって」
慧「...うん」
ほんとはこうされたかったのに、我慢してたんだよね?
慧「ひかる、トイレは」
光「うそ」
慧「ばか」
緩く背中に回された腕がか弱くなる日
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みつあめ(プロフ) - ちゃんさんこんばんは。突然ですが、またリクエストをお願いしたいです!コメント欄では収まりきらないので、メッセージで送っています。確認していただけると嬉しいです(*_ _) (2019年11月26日 18時) (レス) id: f58c67f2a2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - みつあめさん» わわ!またまたコメントありがとうございます!是非またリクエスト送ってください(^^)このようなコメント送っていただけると書きたいな!って気持ちも強くなるので嬉しいです。ありがとうございます! (2019年10月2日 23時) (レス) id: 02797e3c1f (このIDを非表示/違反報告)
みつあめ(プロフ) - 以前はリクエスト、書いてくださってありがとうございました!何回も読み返しては幸せな気持ちに浸っています。作者さまの書くいのひかの雰囲気が大好きで、何度でも満点評価入れたいくらいです。これからも応援しています。 (2019年9月28日 11時) (レス) id: f58c67f2a2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - otmさん» コメントありがとうございます!!嬉しいですf^^*)ひかいのほんとに少ないので私の駄作で良ければこれからも読んで貰えると嬉しいです(^^)近々更新しますね! (2019年4月9日 22時) (レス) id: 02797e3c1f (このIDを非表示/違反報告)
otm(プロフ) - とても良かったです。hkinなかなか少ないので嬉しいです!更新また待ってます(;ω;) (2019年4月7日 23時) (レス) id: 015202c006 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃん | 作成日時:2018年9月22日 11時