JUMP短編集2[hkin多]

☆ ページ23

八乙女side



大｢美月ちゃん可愛かったな〜｣

光｢ね、いい感じだったじゃん｣

大｢やっぱそう見えた！？｣

光｢うん｣

大｢うわ、嬉し。いやでも美月ちゃんは誰でも可愛いと思うよな〜｣

光｢いや、おれは、｣


ちらっと後ろを見て、一緒に来ていた友達と楽しそうに話しているいのちゃん

あんなふうに笑うんだ



かわいい



光｢...｣

大｢いのちゃん？｣

光｢、いや、｣

大｢珍しくヒカが女の子と話してたもんね〜こりゃ一大ニュースだ〜｣

光｢...｣


そんなことを言われてるのは気にせず、いのちゃんのあの笑顔を自分のものにしたいと思ってしまった



慧｢、ん？｣


だいぶ俺には慣れてきたのか、こちらを向いて首をコテンとした



光｢///｣

大｢恋だね｣


そんな大ちゃんの声は聞こえなかった




大｢みんなどっち？｣

光｢俺埼京線｣

女1｢私、、横浜方面｣

大｢俺総武線なんだよな〜みんな別じゃん｣

光｢いのちゃんは？｣

慧｢あ、私も、埼京線...｣

光｢お、｣

女1｢八乙女さん、慧ちゃんのことお願いしますね？｣

光｢へ？｣


慧ちゃん、

あぁ、下の名前か
一瞬わからなかった


慧｢ちょ、｣



大｢じゃあね！｣


いのちゃんと2人で歩き出した



慧｢...二次会行かなくてよかったの？｣

光｢え？あぁ、うん。俺元々来たくなかったし｣

慧｢え？｣

光｢大ちゃんに無理やり連れてこられた｣

慧｢そ、そっか。｣

光｢いのちゃんこそ行かなくてよかったの？｣

慧｢え、私は...｣

光｢ん？｣

慧｢私も、来たくなかったから｣

光｢え、そっか。同じだったんだね｣

慧｢それに｣

光｢ん？｣

慧｢ひかるくんいないのに行く意味ないし｣

光｢っ！｣

慧｢ご、ごめん｣

光｢俺もそれは思ってた｣

慧｢...へへ、｣


なんかすごく嬉しそうに笑ってた



光｢大学同じだよね？｣

慧｢うん、同じじゃなかったら来てないよ？｣

光｢あ、そっか(笑)｣

慧｢ふふふ｣


最初よりも大分打ち解けて、気も合って、波長も合った



光｢大学でも会えればいいな｣

慧｢私も思ってた｣

光｢はは、｣

慧｢あ、私駅ここだから。またね？｣

光｢あ、もう暗いし送ってくよ｣

慧｢え、いやいいよ、悪い｣

光｢大丈夫｣

慧｢、ありがと｣

光｢いえいえ、｣


いのちゃんともっと一緒にいたいがためにこんなことまだしてしまった


慧｢じゃ、、ありがと｣

光｢うん、またね？｣



・

光｢あ、連絡先...｣


電車に乗ってから気づいても、もう遅い

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