少女が憎むモノ

笑顔が５枚 ページ5

振り向くと、白い髪の少年がいた。


私より少し年上のようだ。


『私ですか？』


私は聞いてみた。

すると、

少年は少し固まって、十秒もしないうちに


「はっはい！！え！えーとですね...こ、ここここら辺にツチノコ落としちゃって、、、はい、それで!!!!!」



と大声で言った。


煩い。



私はうるさいのが嫌いだ。


この少年を消せば、静かになるかな？



そうだ

この少年を消そう。


私の周りに文字が浮き出した時、




「其れをされたらちょっと困るな〜」



と腑抜けたような声がし、私の肩に手が置かれ

た。


それと同時に、私の周りには浮いていた文字の

羅列も消えていった。






「君の名は？」




『たきくん！』




「三葉.........？」


「いやいやいやちょっと待ってください？え？この小説ギャグでしたっけ？」



「おっとこれは済まないね。」


『こちらこそ済みません(？)』


「それでは、えーっと、名前を教えてくれるかい？」



『嫌です。拒否します。次いでに消えてくれると嬉しいです』


「なるほど。Aちゃんって言うのだね」


『ちょっ、学生証勝手に見ないでください訴えますよ？』


「酷いなぁ。あ！敦くん、行こうか。」



敦(絶対僕のこと忘れてましたよね)



.........マジでコイツ訴えようかな





どうやら面倒くさいことになりそうだ。



そう言えば何故能力が使えないんだろう.........

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