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耳を疑った。
ひ と じ ち
この4文字が、何を意味するのか分からない。
しんと静まり返ったのは一瞬で、すぐに皆の笑い声や、ぶっきーを馬鹿にするような言葉が飛び交う。
「ねえもしかしてさ、卒業に関わる重要なことってこれ?この為に全員出席するように呼びかけたの?」
諏訪ちゃんの怠そうな声が、教室に響いた。
少し苛立っているようだった。
「そうだよ?卒業する前に、是非みんなで解決しておきたいことがあって。」
" 解決しておきたいこと。 "
それはきっと_________
あほらしい、帰る。
と、甲斐軍団の3人は後ろのドアに向かう。
だけどドアが開くことはなくて、
「ドアは開かないよ?特殊な鍵を掛けたから。」
また、非日常的な単語が紡がれた。
「さっきから訳わかんねぇことばっか言いやがって。」
「さっさとドア開けろ!!」
後ろ姿で見えないけど、きっと彼は今凄い形相でぶっきーに掴みかかっている。
だけど、先生はいとも簡単に形成を逆転させた。
そして、甲斐が持っていたナイフを回収した。
石倉、須永、中尾も殴りかかったけど、ぶっきーに勝てなくて。
あのひょろっこいぶっきーはここにはいなくて、
昔、アクション俳優を目指していたという彼。
" 逆らっちゃダメだ "
咄嗟に、そう思った。
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かぜすん(プロフ) - ソラさん» ううううソラさんの作品昨日夜中に読んでました(;_;)ドラマとは違う里見くんにトゥンクしてます…ソラさんの作品も楽しみにしています! (2019年2月26日 23時) (レス) id: e4de384fc3 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 里見くんの小説、楽しみに待っております! (2019年2月26日 15時) (レス) id: 06b27bfe9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かぜすん | 作成日時:2019年2月25日 23時