７８話 俺は、知ってるから ページ39
心「尾白ー何か聞きたいこととかある？」
尾「え？…特には？」
鍵「えー？無いの？好きなタイプとか」
心「それこそ無いだろ。絶対」
敵のど真ん中にいたとしても通常運転の二人
尾「とういうか二人とも何でそんな通常運転なの？」
鍵「何かねー、人使のとなりだと人使がいればなんとかなると思ってしまうから？」
心「敵の前で焦ったら見えるものも見えないし…怖くないしさ」
尾「怖くないって…！ついこの前まで中学生だったじゃないか」
心「俺は、知ってるから。敵と対当することなんかより、敵のせいで大切な人がいなくなる方が何千倍も怖いんだよ。知ってるから」
だから、敵と戦うことなんか
心「全然、怖くないね」
そう言って、笑う
鍵「これだから、うちの弟は頼もしいとしか言えないんだよな…」
尾「…確かに、怖いな。大切な人がいなくなる方が」
心「おう。取り敢えず、俺等自身の事も把握したい」
尾「あ、そっか…俺の個性は尻尾がはえてる。それを自在に操って攻撃したりとか…色々」
鍵「俺の個性は洗脳と解放。洗脳は相手と会話ができたらその人を操れるようになる。ある程度の衝撃で解ける。解放は色んなものの上限を一時的に無くしたりとか…まあ用は、扉を開けたりする、鍵だと思ってくれれば良いよ」
心「俺の洗脳は鍵次と同じだから説明は要らないだろ」
尾「中々に初見殺し…」
と苦笑いすると二人は驚ろく
尾「何で驚いてんの？」
鍵「…そういう反応は、珍しいからさ」
心「何時もは、俺が敵向きと言われて、鍵次はバカだからと犯罪的なことは出来ないと言われるのが関の山だな」
尾「何でそんなこと思うんだよ…使い方によったらさっきみたいに凄いじゃんか」
鍵「…ありがとね！」
心「…バカじゃない？いつか俺に洗脳されてもしらないからな」
そう、言い後ろを振り向くが耳が赤いのである
二人(あ、嬉しいんだ)
尾「それで、どうする？このままだとここから出るのが最善だろうけど」
心「…簡単に出してくれると良いんだけどな」
人使はこちらに近づく二人分の気配を感じ取っていた
鍵「は？何でさ？これで敵は全滅したろ？」
「あれー？さっきから誰も会わないよ？兄ちゃん」
「…こっち」
尾「こ、子ども？」
「あ、こんな所でやられてたのか」
鍵「迷い混んだのか？」
心「いや、こんな所に迷い込めるわけない。この子達は間違いなく、敵だ」
７９話 君達の目的は？→←７７話 こうなったら、後は自滅するだけだよ？
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作者名：通りすがりの某氏 | 作成日時：2017年11月9日 21時
