３８話 初日から…生きていける気がしない ページ4
飯「机に足をかけるな！」
爆「あぁ？」
その光景に人使は目をそらしたくなった
心(なにやってんだ爆豪！)
鍵「人使の知り合い？」
心「中学一緒」
鍵「なる程」
横目で見た扉の方に緑谷の姿がある。先程来たのだろう
飯「雄英の先輩方や、机の制作者方に申し訳ないと思わないのか！」
爆「思わねえな！テメェどこ中だよ」
緑(ツートップ)
飯「俺は私立聡明中学出身。飯田天哉だ」
爆「聡明？くそエリートじゃねえか。ぶっ●しがいがありそうだな」
飯「ぶっ●しがい…君酷いな。本当にヒーロー志望か？」
悪態をついて話は一段落する。飯田も少なからず呆れているようだ。ふと横を見たのだろう
飯「君は…」
飯田の一言で全員が扉の方を向く。大勢に見られるのが慣れていないんだろう。急にどもりだす。
鍵「知り合い？」
心「さあ？試験会場一緒だったとか？」
轟「何会場会ったんだ？」
飯「おはよう！俺は私立」
同級生と言えども会話のやり取りに興味をなくしたのだろう
心「そろそろ先生来ると思うし後でな」
轟「ああ。心操」
心「鍵次も心操だし人使で良いよ。」
轟「ああ。人使」
心「ん」
毎回やってんなこのやり取りと隅で苦笑いしている鍵次をよそに
家から持参した本を読んでいたときだった。１０年前と同じ声が聞こえた
相「お友だちごっこしたいならよそへ行けここはヒーロー科だぞ」
椅子が倒れるのもお構いなしに立ち上がった
鍵「人使？」
心(抹消ヒーロー…イレイザーヘッド)
視界の中にいるのは１３年程憧れて、１０年前から目標にした人だ。…器用に寝袋から出ている
相「静かになるまで８秒かかりました。時間は有限。君達は合理性に欠くね」
鍵「人使？取り敢えず椅子立てて席ついたら？」
見たことない人で、双子の片割れが驚いている人物だ。戸惑いの色が見える
心「あ、おう。ありがとう」
やっとのことでもう一度席につく
相「担任の相澤消太だ。よろしくね」
轟「担任ね、」
少し辺りがざわつく。今の所声以外では本人かどうかは分からない。
相「早速だがこれを来てグラウンドに出ろ」
と言い寝袋から体操着を出す
鍵「寝袋万能説」
心「初日から…生きていける気がしない」
何でよりにもよってあの人なんだよ。
轟「急にどうした？」
心「俺、すげえ複雑」
いつの間にか相澤は居ない。着替えに行けということだろう。…出久に聞くか
鍵「知り合い？」
心「…俺の尊敬するプロヒーロー」
鍵「…え？嘘だろ」
３９話 俺の個性が使えねえって、知ってんだろ！→←３７話 似てないってか、真逆な気が…
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作者名：通りすがりの某氏 | 作成日時：2017年11月9日 21時
