５３話 小学校の時から変わらないな、その癖は ページ19
−放課後
SHRが終わり帰ろうとした時であった。
「ひーとしさーん！」
声が聞こえたドアに全員が反応するが、誰もいないと全員が思った瞬間、教室内に突風が吹いた
「お久しぶりです人使さん！」
等の本人を見ると、犬(本当は狼である)に抱きつかれている
鍵「…犬？」
「ハ？誰が犬だ！俺は狼だっつーの！」
全員が性格の変わりように驚く
心「颯太(ｿｳﾀ)五月蠅い」
「スミマセン！」
鍵「ソウタ？」
鈴「…鈴木颯太(ｽｽﾞｷ ｿｳﾀ)。普通科だ」
どこからか舌打ちが聞こえてきそうである。それほど犬呼ばわりが嫌だったのだろう
−鈴木颯太(ｽｽﾞｷ ｿｳﾀ)
個性 オオカミ
オオカミっぽい事ならなんでもできる
人使と同じ小学校。人使にのみ忠犬
普通科１年
心「巧から聞いたのか？」
鈴「はい！あと、俺だけじゃなく…」
心「？」
同じドアからもう一人入ってくる
「久しぶり、人使」
心「…敦也(ｱﾂﾔ)」
大石 敦也(ﾀｲｾｷ ｱﾂﾔ)
無個性
小学校の頃一番始めに人使と友達になった。
サポート科１年
鍵「んー、…あ！小学校の時の隣のクラスだった！」
鈴「そうだったのか？」
心底興味無さそうに目を細める
大「興味無さそうだね」
鈴「ああ」
即答する颯太に苦笑いする他なかった
心「因みに俺の双子の兄な」
二人は驚く
大「マジで？」
鈴「は！？似てな！人使さんのがよっぽど良いな！」
鍵次の心にグサッと来た
鍵「は！？初めてあったのにそんな失礼な言葉使えるとか…ハッ、君教育なってないね。叩き直してあげようか？」
鈴「俺だって初対面のアンタに″犬″呼ばわりされたんですけど？」
大(いや、颯太は仕方ないな)
敦也は苦笑いの他ない
いがみ合う二人をそっちのけで
大「人使、頼んで良い？」
心「…鍵次、颯太」
無言で頷いた後、ため息をつきながら二人の名前を呼ぶ
鍵／鈴「「何だよ！／何ですか！」」
個性が発動し、二人の動きが止まる
心「来てもらって直ぐで悪いな、颯太を頼んだ」
大「はーい。大丈夫？人使」
心「うん。まあ、大丈夫。」
大「(嘘つき)何かあったら連絡してよ！絶対だから！」
心「ハイハイ。(何か巧にも似たようなこと言われたな)」
実は人使の観察眼は大石から教えてもらったものである。スキルとしては勿論敦也の方が高い
人使は嘘を付くとき終わりに。がつき、１度瞬きをする
大(小学校の時から変わらないな、その癖は)
５４話 良いと教えてあげるよ。相澤くん→←５２話 …正しくは、心操人使、双子の弟の方だよ
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作者名：通りすがりの某氏 | 作成日時：2017年11月9日 21時
