検索窓
今日:63 hit、昨日:158 hit、合計:33,268 hit

page58 ページ10

「あ、マッシュ君〜!」

レモンちゃんが森の方へ手を振る。
どうやらマッシュ君も戻ってきたようだ。

マッシュ君はバンダナ君と一緒で、2人ともボロボロだった。
それになんか、バンダナ君の方はさっきまでの元気というか威厳が…


「マッシュ君大丈夫ですか…!?すごい怪我…!」
「たいしたことないよ。」
『ちょっとまって、今治すから。』


私はマッシュ君に反転術式を施した。
このメンバーなら特に問題は無いかなって。


「わ、ありがとう。」
『あまり喧嘩っ早いのはダメだからね。』

「やはりあのシルバって2年とやり合ってたのか。」
「うん。」


シルバ…あの眉ピアスの事だろうか。
凄いな、確かあの人二本線だったはずなんだけど。


「凄いよ、マッシュ君!星型のサソリも倒しちゃうなんて。銀のコイン2枚だよ!」


マッシュ君はシルバとやり合っていた途中に乱入してきたサソリもぶっ飛ばしたらしい。凄。


「念の為、早く保健室に行きましょう!」
『私のだけじゃ少し不十分かもしれないし。』


レモンちゃんがマッシュ君を心配する中で、マッシュ君は少し離れた位置にいるバンダナ君のことを気にしていた。

森の中で、何かあったんだろうか。
あんな暴君って言えるくらいの彼があそこまで静かになるなんて…

詳しくは分からないけど、マッシュ君や一人の女生徒の為にあそこまでボロボロになったみたいだし、


すると、レモンちゃんがバンダナ君の方へ寄って行き声をかけていた。


「あの…凄い傷じゃないですか!」
「大丈夫ですか?」


レモンちゃんは誰にでも隔てなく接していてとても優しい子だなあ。
マッシュ君は特別だけど。

あんな風に声掛けられたら誰だって…


「つあぁぁぁ〜!!!」


バンダナ君は頭を抑えて奇声を出した。
お、落ちた?


「ひぃ〜っ!なんですかこの人!!怖い!!助けてくださぁ〜い!!!」


レモンちゃんは怯えてすっごく可哀想だけど、バンダナ君はすっごく幸せそうだ。

ふーん…なるほど…

page59→←page57



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (106 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
388人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夜野(プロフ) - アリガトウ!!!!!さん» コメントありがとうございます嬉しいですー!!思い付きで書きましたが楽しんで頂けると幸いです! (4月6日 22時) (レス) id: 69963d8916 (このIDを非表示/違反報告)
アリガトウ!!!!! - コレ、見たかったヤツだぁ〜♪呪術とマッシュルのコンビ探してたんだよねぇ〜!あざす! (4月3日 17時) (レス) @page17 id: 77321a7683 (このIDを非表示/違反報告)
夜野(プロフ) - あやなみ。さん» コメントありがとうございます!更新頻度あげられるよう頑張りたいです🫡 (3月25日 21時) (レス) id: 69963d8916 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - 夜野さん» 続編おめでとうです!これからも頑張ってください! (3月25日 8時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
夜野(プロフ) - ちはねこさん» コメントありがとうございます!ちはねこさんの期待に応えられたなら幸いです🥹これからも皆様に楽しんでいただけるよう頑張ります!! (3月22日 0時) (レス) id: 69963d8916 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夜野 | 作成日時:2024年3月20日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。